ひろかずのブログ・2

79歳のおじいさんです。散歩したこと、読んだこと、嬉しかったこと、悲しかったこと、腹が立ったこと等々何でも書いてみます。

私の散歩学(2) 人間はどのくらい歩けるか?

2017-07-21 11:14:20 | 散歩学

       人間はどのくらいあるけるか?

 『散歩学のすすめ(古川愛哲著)』(中公新書ラクレ)に「人間はどのくらい歩けるか」という文章を古川氏は紹介しておられます。

 今日の散歩に参考になりませんが、参考にしていただきたい。

 「歩く」ということに関して、昔の人は、現代人とあまりにも違いすぎます。

    ・・・・・

 「遠足」という言葉は江戸時代からあった。

 もちろん子供の行事ではない。幕府の御家人や無役の旗本の義務で・普段は両刀差しの武士が一年に一回は「遠足」を義務づけられていた。

 行き先は自由に選択できたわけではない。宿泊も許されない・江戸から鎌倉の八幡宮まで歩いて、八幡宮で「遠足」に来た証明をもらって、その日のうちに帰る。江戸・鎌倉間は往復で96キロから100キロあるが、それを一日で往復した。

 御家人の場合、一日に100キロ程度は歩けたようで、もの足りないからと素足で歩いて、帰途の品川辺りで足が腫れて動けなくなった人物もいた、と幕末の八丁堀同心の記録にはある。

 武士のみならず、商人でも大店(おおだな)の商人は一万歩、庶民は三万歩は歩いたと言われる。

 当時の歩幅は着物の関係で、商人で50センチ、庶民でも60から70センチ程度と思われる。

 となる大店の商人で5キロ、庶民にいたっては18から21キロは毎日歩いていたことになる。

 *以上『散歩学のすすめ(古川愛哲著)』(中公新書ラクレ)より

 ◇きのう(7/20)の散歩(11.773歩)


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