OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

花を摘む少女と虫を殺す少女 

2016年09月24日 | 文化・芸術

横浜シネマノヴェチェント12時前にたどり着く。

映画館に入ると途端に、段差に足をとられて、ばったりこけた。

 

矢崎仁司監督作品「花を摘む少女と虫を殺す少女」を観るのである。

すごい。

フラッシュドキュメンタリー的にはじまって……いや、やめておこう。観てほしい、どこかで。

大衆映画もいいけど、映画ってすばらしい、と思わせてくれるだろう。

11月のワークショップの件で3時から矢崎監督と渡邊さんと打合せなので、その前に映画を観ておこうと思って、2時には終わって、お茶でもしながら待つか、と思っていたが、映画が終わってロビーに出ると、矢崎監督も渡邊さんもお茶をしているではないか。

「(二人とも)早かったねー」といって館内の時計をみたら、4時だった。

236分だか237分の上映を単純に約2時間と思いこみながら、映画を観たのである。

なかなか4時間の映画も最近はないだろうが、これはすごい。今回は、まず「すごい」とだけ言っておく。

打合せ中はワークショップで観る「無伴奏」があって、打合せ後、矢崎作品の3本目「KISS KISS KISS」を観る。

こちらは、「無伴奏」の脚本も書いた武田知愛さんら5人の脚本家作品を5つの物語でつないだ矢崎組スタッフで撮ったメジャー仕様なインディーズ作品。

それぞれの作品が、それぞれの感覚をもって光っているが、5本に通って流れるのは矢崎さんの詩情というか感覚。

次回作が今すすんでいるそうで、またみたい。

写真は、舞台挨拶(左)矢崎仁司監督(右)キスキスキス4話目出演の草野康太さん

 

3作終了後夜も更けながら、ロビーで、スタッフやら業界の人たちもアットホームな感じで一献。

河合龍之介さんも矢崎作品に出演したことがあるらしいのですが、まったく私は最近の俳優さんをしらないのですが、かっこいい。そして紳士でした。

マスターと、草野さんの友だち俳優の大和田悠太さん(この人あいされキャラです)と最後に話しこんでいたら、気がつけば終電ぎりぎり。あわてて帰る。

 

さて、11月12日土曜日1時30分より5時30分の4時間。

「無伴奏を、観て、書く」

池袋コミュニティカレッジ8階ホール

会員3430円(60歳以上会員会費無料)、会員外4000円

映画の一齣をみてから、そこからの感情を筆文字やペンという肉筆におこしてみよう、という初の試み。

どうぞ、ご参加あれ。

矢崎監督もきてくれます。

 

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