OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

助蔵物語

2020年08月25日 | 書道・筆文字

劇画『助蔵物語』裏表紙にあるシナリオを書いた杉本さんの言葉である。

そこは、特太明朝のフォントで整然と三文字づつ三行で入っている。

筆文字でこれよりいいものができるか、と確信がもてないままながら、この言葉に惹かれかいてみた。

助蔵とは、アメリカ領事館を初めて置いた下田玉泉寺にて、ハリスや通訳に当たったヒュースケンの給仕として働きだした地元の方だという。

「お吉」狂いから下田に通い詰め、お吉の実際の姿をあぶりだし、助蔵さんらを世の表舞台にだして、新たな歴史を紐解いている杉本さんであるが、一瞬も一生も一緒だという言葉をはいた。この境地には共感。感服。

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