OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

2020年11月08日 | 気になる展覧会

敬愛する空手家さんたちの「拳」ではなくて、本日は「緒形拳」である。横浜市立歴史博物館でなんと、「俳優緒形拳とその時代」展をやっているのである。12月8日まで。

特別展のスペースはそんなに広い展示スペースではないのだが、見ごたえ充分。

“その時代”が今からみればすべてアナログ。すべて人間の営みの美しさがある。当時のポスターや台本をみるだけで、いいな、と思える。

緒形拳は、画家の中川一政や須田剋太や守一、また書家ならば莫山さんなどの影響を受けて、いわゆるヘタウマの書を書いた。が、俳優業と相まって、ただ、ヘタウマぽく書いただけではないのがこの人の深さみたいだと思った。

拳さんは『銀花』を創刊号から持っていた、というのを読んで、なるほど、と思った。

展示の中に、竹下景子さんの直筆発見。ああなるほど、竹下景子という方は、聡明な方だと確信。

緒形拳のいくつかの映画は観た。だが、もっと観てみたいと思った。

展示内の記録動画は、計35分くらい? もっとゆっくりみたかった。

 

 

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