泰山に金剛般若経が岩面に刻されている。一文字50センチほどだろうか。
といかにも見てきたような言い方だが、私は実際に泰山に登ったことはない。
20代の時に、その「食」という字の拓本を都内の中国文房具店で手に入れた。
将来、雰囲気ある食卓に飾ろうとも思ったのだが、現実は食卓がそうはなっていない。
それから5年ほど経ってか中国に居て、帰る頃、すでに一般人は違反になっていた拓本採りを、どう採ったかは知らないが、
中国の書道仲間が泰山に登り採ってきたものを頂いた。乾拓で、違反を犯して採ったのだろうと予想できる粗さがあった。
どちらもどこかにしまい込んでしまった。
その泰山金剛般若経は、面白いユニークな形をしているのだが、内容に詳しくない。
先達とお話しする機会があって、
金剛経には、「空」という字は出てこないと聞いた。
そういえば、「无(無)」はあるが「空」はない。
だが、どれもどちらも
「空」も「無」も方便である、と。
といかにも見てきたような言い方だが、私は実際に泰山に登ったことはない。
20代の時に、その「食」という字の拓本を都内の中国文房具店で手に入れた。
将来、雰囲気ある食卓に飾ろうとも思ったのだが、現実は食卓がそうはなっていない。
それから5年ほど経ってか中国に居て、帰る頃、すでに一般人は違反になっていた拓本採りを、どう採ったかは知らないが、
中国の書道仲間が泰山に登り採ってきたものを頂いた。乾拓で、違反を犯して採ったのだろうと予想できる粗さがあった。
どちらもどこかにしまい込んでしまった。
その泰山金剛般若経は、面白いユニークな形をしているのだが、内容に詳しくない。
先達とお話しする機会があって、
金剛経には、「空」という字は出てこないと聞いた。
そういえば、「无(無)」はあるが「空」はない。
だが、どれもどちらも
「空」も「無」も方便である、と。