OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

天藍地紫

2012年11月25日 | 書道・筆文字
書家には、料紙、といった世界の方が通りがいい。
昭和女子大で行われた和紙文化講演会は、加飾紙の世界。書道愛好者もいて、いつもよりだいぶ人が多かった。
料紙に詳しい村上先生もお元気に講演された。余談だが、との「厠」の話し、面白し。

小室 久の技をはじめて見た。誠実な人柄が、丁寧な仕事をさせている。書、摺り師などの修行を経て、今、長い経験からの自信も持ち合わせ、輝いている3代目である。

岩野平三郎さんの打雲の漉き方というか打ち方は興味深かった。小刻みに、トントントン、と。
その使っている藍紙は、滋賀の紺九さん先代ということでまた嬉し。

丁度嬉しいことに、うちにも届いた紺九さん次代の藍紙。まずは叩いてみようか。

打雲は、天の空は藍(あお)、地の山は紫、ということで、上下が決まっている。


さて、シティバンクの来年のカレンダーは、料紙に書かれたかな書であるらしい。
副会長直々の書である。
届くのを楽しみにしている。



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