OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

きりりとした笑顔の人

2012年04月29日 | 日記
今日は川崎の産業振興会館で、月1回教えているカルチャー・ドゥの4周年祭。
昨年に引き続きゲストの出口衆太郎氏との、気舞いと書のコラボ。
今回は出口氏の動きに感じながら書こうとしたら、
すべり過ぎたか。

今回、ホリスティック医学や養生で高名な帯津先生もゲスト講演。
打ち上げで、帯津先生とお話しする機会があったのだが、
「もう20年くらい前になるかもしれないけど、私の地元吉見の知り合いのKさんが先生の病院に入院していた」
と話すと、「Kさんね、だんなさんが陶芸家の…彼は元気?」と。

覚えていたのである。
Kさんは乳がんの再発で、帯津先生の病院を選んだ。
残念ながらKさんは帰らぬ人となったのだが、
帯津先生は患者一人ひとりと向き合っていたことを思う。
死することへの尊厳。

今日の講演は、知人で、いい酒の飲み方ができる世紀の人に楊名時氏がいた、くらいしか覚えてなく、半分うたた寝てしまったが、
死をもおそれぬ生き方を説いていたおぼろげなる記憶。

今日頂いた花は、私が二十代の時、私の作品をとても評価してくれたKさんを思い出す花となりました。
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