OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

掟破り

2010年05月06日 | 書道・筆文字
一般に、楷書、行書、草書、篆書、隷書など、各書体は各書体で書ききる。柔らかい楷書に行書、行書と草書などは自然に交る。
ただ、楷書と篆書、草書と隷書などの書体が交ざることはない。

ただ、それを意識的にやることがあり、「破体」と呼ばれる。中唐の顔真卿「斐(ハイ)将軍碑」などはその好例。
それを意識したわけではないが、今日やっと表装に回せた作品は「破体」。
それでないと自分のなかで安定しなかった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする