さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

蚊柱

2014-03-24 22:17:09 | 昆虫

*2014年3月24日撮影

 昨日まで雪が舞うような寒い日が続いていましたが、今日は一気に春の陽気がやってきました。
 暖かさのせいでしょうか、鶴ヶ城のお堀には「蚊柱」がたくさん立ちのぼっていました。
 蚊柱というのは小さな虫が飛び交って、全体として柱状に見えるものをいいます。
 大抵はユスリカという蚊のように見える虫ですが、蚊ではないので刺されることはありません。





*2014年3月24日撮影

 ユスリカの蚊柱は雌が一匹に多数の雄が群がって飛んでいるもので、交尾が目的とされています。
 ユスリカの幼虫は小さな赤いミミズのようにみえるもので、アカムシと言われます。どぶなどにも大量発生したりします。
 蚊の幼虫のボウフラとは姿形が違いますが、アカムシのことをボウフラと呼ぶこともあります。
 ユスリカは蛹を経て成虫に羽化しますが、成虫は口や消化器を持たないため、蚊のように血を吸ったり何かを食べるということはなく、1~2日で死んででしまうのだそうです。ユスリカの成虫が生きているうちにしなければならないのが交尾と産卵で、そのための蚊柱というわけです。
 うっとうしい蚊柱ですが、小さなユスリカたちの短い命の喜びの舞いだと、ちょっと違った見方はどうでしょうか。

 

フキノトウ

2014-03-22 22:47:50 | 草花

*2014年3月22日撮影

 春の彼岸だというのに雪が舞って寒い日が続いています。
 それでも地面の上には春が来ているようです。
 いままで気づかないでいた所にフキノトウが出ているのを発見。ちゃんと開いています。





*2014年3月22日撮影

 フキノトウというのはご存知のようにフキの花茎の小さいものです。
 フキの葉の方の葉柄も食べて美味しいけれど、フキノトウもまた他にない味を楽しませてくれます。
 フキノトウが大きくなった花茎もフキのようにして食べることができます。

 フキノトウの花は雌花と雄花があって、それぞれ別の株になる雌雄異株なのだそうです。
 そうすると実がついて綿毛を飛ばすようになるのは当然雌株です。
 雄株はどうなってしまうのでしょう。
 そのへんのことをしっかり観察したいと思っています。大きくなったフキノトウをまた紹介できるかもしれません。

梅のつぼみ

2014-03-19 22:08:37 | 樹木

*2014年3月19日撮影

 今日は午後になって晴れて来ました。
 春は近いとはいえ、梅や桜の咲く日が待ち遠しいものです。
 それで、梅の木の花芽は今どんな具合かを見てきました。

 今日の写真は梅の花ではなくて、つぼみです。
 まるまると膨らんで、今にも開きそうな感じです。





*2014年3月19日撮影

 梅の花芽は赤くてきれいです。
 桜の花芽は大きいのですが、色は地味です。
 梅の花芽は枝先にまとまってつく感じですが、桜は枝全体にしっかり花芽が付いています。
 今日ちょっと眺めたところの感想です。





*2014年3月19日撮影

 花のつぼみをみて、もうすぐ咲くぞと心躍らせてきました。
 ほんとうに咲いたら、そのときはまた花の姿を見ていただきたいと思います。

ルリビタキ

2014-03-17 22:13:00 | 

*2014年3月17日撮影

 今日は春っぽい日差しの温かい一日でした。
 雪が減ってようやく歩く道ができてきた川沿いに出かけてみました。

 青い小鳥、ルリビタキに出会いました。
 川の対岸にいたので遠くて鮮明な写真にはなりませんでしたが、それなりの雰囲気を感じていただければ。
 ルリビタキは高山にいる鳥で、姿形が可愛いので人気です。
 冬は平地の川べりや藪の中にいることがあります。





*2014年3月17日撮影

 頭や背、それに尾が青くて、体の側面にオレンジ色の部分があります。
 とてもきれいな、スズメぐらいの大きさの小鳥です。
 なかなか身近な所で出会うことがないので、今日はまさに幸せの青い鳥でした。

ハネヒツジゴケ

2014-03-16 22:18:08 | 苔など

*2014年3月16日撮影

 桜の古木には茸(きのこ)も生えていますが苔(こけ)もたくさん生えています。
 苔の緑が桜の幹に映えてつい見とれてしまいます。
 よく見るとさまざまな種類があるようです。
 苔の種類や名前はさっぱり分かりません。
 なかに、細い茎が立ち上がって赤い円筒形の物が付いている苔があって、ごく近づいてみるととても美しいのです。





*2014年3月13日撮影

 この苔の名前を調べて、ハネヒツジゴケという名前にたどりつきました。
 ごく普通にどこにでもある苔だそうです。
 苔の下の方には葉があり、その先に胞子体というものが付きます。
 細い赤い茎のような柄(さくへい)と先端に付く(さく)が胞子体です。
 (さく)のなかに胞子が入っています。

 ところで苔も雌雄があって受精によって胞子ができるということなのだそうで、知らなかった私はびっくりです。
 これからときどき苔類も登場しますのでよろしく。