さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

ユズリハ

2014-01-23 22:03:23 | 樹木

*2014年1月23日撮影

 穏やかに晴れているかと思えば急に雪がちらついたり、そんな日々が続いています。
 今のところ、今年は積雪が少ない冬です。このまま冬が終わることはないと思いながらも、そうであったら有り難いことです。

 常緑のユズリハは葉が垂れ下がって付くことと葉柄(ようへい)が赤いことが特徴です。
 冬は緑の葉が少ないので、庭木としてもよく植えられ親しまれています。
 本来は10mを越す高木で、こんな感じで葉を付けています。





*2014年1月23日撮影

 大きなユズリハの根元に生えてきた子供のユズリハ。ちゃんと葉を付けています。
 ユズリハは「譲葉」と書きますが、春になると新しい若い葉が枝先に伸びてきてやがて古い葉が落ちることから、親から子へ世代を譲るという姿に見立てた名前です。
 おめでたいこととして認識され、新年の飾りとしてもユズリハが用いられます。





*2014年1月23日撮影

 これは別の小さなユズリハの木です。
 
 5月か6月ころ、ユズリハの「世代交代」の姿を改めてご紹介できたらいいなと思います。

 

ヤマガラ

2014-01-17 22:34:03 | 

*2014年1月15日撮影

 シジュウカラに代表されるいわゆるカラ類の小鳥の中で、赤茶色の色が美しい小鳥がヤマガラです。
 一年中いますが木に葉がなくなる秋冬のほうが見つけやすいので、冬によく見る鳥ということになります。
 顔は白いのですがのどと頭が黒くて顔つきもかわいいと思います。




*2014年1月15日撮影

 カラは「雀」という漢字をあてるので、ヤマガラは「山雀」と書きます。
 なぜカラなのかよく分かりません。
 カラ類は秋冬は集団でいることが多く、シジュウカラがいるなあと思って見ているとヒガラがいたりヤマガラがいたりします。
 コゲラも混じっていることが多く、それぞれ忙しく飛び回っています。





*2014年1月5日撮影

 ヤマガラは木の実が好物で固い殻もクチバシで割ってたべるそうです。
 狭い地域をなわばりとして一年中を過ごすことで知られており、土地に執着する小鳥とされています。
 雪が積もる冬の会津を過ごすのはつらいのではないかと想像しますが、この地を選んで生活してくれているからこそ、私たちはその姿を見て楽しませてもらっているわけです。

 

ヒノキ

2014-01-16 22:31:41 | 樹木

*2014年1月16日撮影

 ヒノキはいたるところに植えられていて、大木になっているものもあります。
 あまり気づかずにいたのですが葉の先に赤茶色の実がついていることがあります。
 ヒノキは雌雄同株で、春になると同じ木に雄花と雌花が咲きます。
 実は春から夏にかけて、緑色の球果がつきます。秋になると茶色っぽく熟してきて、表面が割れて種を吐き出します。
 実のついているヒノキはあまり見かけないので、早いうちに落ちてしまうのか、そもそも実をつけないヒノキが多いのか、春以降によく観察したいと思います。





*2014年1月16日撮影

 冬なので、雪を載せたヒノキの葉の感じがまたいいものです。松の木も混じっています。
 枝先の葉は若くて色がみずみずしいのです。
 ときにはこの枝先の葉が凍っていたりします。

キジ

2014-01-14 22:41:29 | 

*2014年1月8日撮影

 先週撮影した、畑の中にいるキジです。
 鳥の図鑑に載っているような、横から見た典型的なキジの雄の姿です。少し尾が傷んでいるようです。
 夏のキジはすばやくて見かけたと思ったらもう藪の中に逃げ込んでいますが、それに比べると冬のキジはなかなか逃げようとしないように思います。
 あまり近づかないように注意しながら、落ち着いて撮影できました。





*2014年1月8日撮影

 こちらを気にしながらそろそろと歩いています。
 目の周りの赤い部分は肉腫とよばれ、繁殖期の春夏には顔全体を覆うように大きくなります。
 胸から腹にかけて光沢のある濃い緑色をしているのがいわゆるニホンキジの特徴で、ニホンキジには東北にいるキタキジなど4種類がいるとされています。
 そういうことからすると、これはキタキジなのかもしれません。
 キジの雌にはさっぱりお目にかかりません。

雪の日の山

2014-01-13 22:14:20 | 

*2014年1月13日撮影

 朝晴れていたので出かけたらすぐに雪が降り始めて、寒さがこたえました。
 若いときは寒いのは平気だったのですが、今は寒いと気持ちが萎えてきます。困ったものです。

 そんなわけで、今日の写真は雪の中の近所の山です。





*2014年1月13日撮影

 磐梯山のように遠くの高い山は真っ白に雪に覆われて見えます。遠いせいか、雪が多いせいか、両方なのか。
 それに比べ、近くの山は樹木の形が残って雪を載せています。





*2014年1月13日撮影

 会津盆地はどちらを向いてもすぐ目の前に山があります。
 こんなのが、どーんと目の前です。
 見なれているので普段は何とも思いませんが、こうして写真にしてみると、なかなかの迫力です。





*2014年1月13日撮影

 雪が降っていると思うと時折太陽がのぞきます。
 日差しがさすと山あいからいっせいに雲が立ちのぼります。
 温められた空気に、樹木が抱えている雪や氷から水蒸気が出るのだと思います。
 それがじつに日が射したと思う一瞬ののちには立ちのぼるのです。
 太陽の力の大きさを感じさせられます。