*2015年10月5日撮影
今日も秋晴れの良い天気でした。
イシミカワの実が色とりどりに美しく熟しています。
イシミカワはタデ科イヌタデ属の植物でイヌタデの仲間なのだそうですが、この姿はタデ類とはまったく違う印象です。
ただ葉が三角形をしていることや、茎にトゲがあることなどがタデの仲間の証のようです。
*2015年9月29日撮影
イシミカワの実はかたまって、丸い葉の上に乗っているのがとてもユニークです。
この丸い葉は「苞」というもので、花のつぼみを包んでいる葉で普通の花の場合はごく小さくて目立ちません。
イシミカワの場合は苞が大きくて、丸い形をしているわけです。
お皿の上に団子が乗っているようです。
イシミカワの本来の葉は三角形をしていて、写真のなかではぼやけていますが、なんとなく分かってもらえるでしょうか。
*2015年9月23日撮影
イシミカワの実は、じつは色とりどりの花被という皮に包まれて、なかに黒い実が入っているのです。
花被というのは花の外側を覆っていたもので、緑白色、紅紫色、青藍色という順に変化します。
それで色々な色の実があるように見えるわけです。
*2015年8月26日撮影
さて、これが8月に撮影したイシミカワの花です。
イシミカワの花は目立たないというか、未熟の実と区別がつかない感じなのです。
丸い苞の上に実と同じような形で花のつぼみがかたまっていて、先端の花が開いています。
このままの形で花のあとは実になって、色がついていくのです。
じつにユニークなイシミカワでした。
三角形の葉、分かりますよ。
童話にでてきそうな思わず微笑んでしまうかわいらしさですね。