*2014年4月25日撮影
タンポポが咲き始めました。春たけなわです。
会津の鶴ヶ城公園近辺にはいわゆる在来種のタンポポの一種、エゾタンポポが咲いています。
もちろんセイヨウタンポポも咲いていますがエゾタンポポもかなり頑張っています。
セイヨウタンポポと在来種のタンポポとの違いは花の下の総苞片が反り返るものがセイヨウタンポポで反り返らないものが在来のタンポポです。
*2014年4月25日撮影
こんなふうに堂々と咲いていると、とても頼もしいのですが、たいていは草の中にひっそりと咲いています。
在来種のタンポポにもいろいろな種類があり黄色い花を咲かせるものでは、エゾタンポポとカントウタンポポが会津にも存在する可能性があります。
昨年と今年二年しか観察していませんが、鶴ヶ城公園付近には在来種はエゾタンポポしか見つけられませんでした。
エゾタンポポは花が大きく、花の付け根の総苞全体が半円球状で大きいのが特徴です。
*2014年4月24日撮影
セイヨウタンポポは札幌農学校で野菜として栽培したのが始まりとされています。
あっという間に日本中に広がりセイヨウタンポポの繁殖力の強さは実証されました。
世に「タンポポ戦争」とさえいわれる生存競争はセイヨウタンポポの圧勝のようです。
エゾタンポポなどの在来種は土壌や環境が変わると生きられないとされ、つまり綿毛にのって種が飛ぶ範囲の土地が昔ながらの土であってはじめて増えることができます。
しかし日本中の土地は掘り返され、別の土が入れられ、建物が立って環境が変わり、そういう場所にはセイヨウタンポポが生えます。
セイヨウタンポポの勢力拡大は、自然破壊のバロメーターだという見方もあります。
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