さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

アカネ

2020-08-17 20:53:17 | 草花

*2020年8月17日撮影

 もう8月で、お盆も過ぎました。
 長いお休みをいただきましたが、そろそろ再開します。

 6月の半ばに梅雨入りしてから、じつによく雨が降りました。
 1日のうち雨が全く降らなかった日は無いのではないかと思っています。
 新型コロナへの警戒の気持ちもあって、散歩はままならず、気持ちも落ち込んでいました。

 8月に入って、梅雨は開けましたが、猛暑の日々がやってきました。
 雨はいまだによく降ります。雨が降っていれば気温は少し下がりますが、雨がやめば猛暑です。

 なかなか、のんびりと散歩する雰囲気には至らないものです。

 今日は朝早く雨が止み、日中は晴れましたが、それなりに風もあって過ごしやすい1日でした。
 会津の鶴ヶ城公園に咲く、アカネという雑草を撮影してきました。





*2020年8月17日撮影

 アカネは蔓(つる)植物で、草むらを這いまわっています。
 今が花の時期なのでできるだけ大きく撮影してみました。
 アカネの花は直径3〜4mmほどのごく小さい5弁の花です。
 白く見えますが、真っ白ではなくて黄緑色がかっています。





*2020年8月17日撮影

 アカネは茎の先端が立ち上がり、茎の途中に4枚の葉を輪生させます。
 茎は断面が四角くて、下向きの細かいトゲがあります。

 アカネは「茜」と書きます。
 「茜色」といえば誰もが知る赤い色の一種ですが、私の感覚としては夕焼けや朝焼けの空の色でしょうか。
 アカネの根で布を染めた色が「茜色」と呼ばれる色で、この雑草のアカネが「茜色」のもとなのです。





*2020年8月17日撮影

 4枚の葉が輪生しているところから、脇芽が出て、そこに花がつきます。
 脇芽はどんどん育って大きな花の房になります。
 ところが、脇芽の出ないものも多くて、そういう茎は花を咲かせることなく、4枚の葉をどんどん輪生させながら伸びていきます。
 どういうわけでそうなっているのかは分かりません。





*2020年8月17日撮影

 花が咲く脇芽の出始めの様子です。
 これが次第に伸びて花の房になります。

 アカネは花が終わってから、黒っぽい実をつけます。
 これもまた風情があるのですが、それはまたのお楽しみに取っておきます。


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