*2015年8月25日撮影
今日は午前中は少しばかり晴れ間も出ましたが、午後は曇り夕刻から雨がちらつきはじめました。
夜になって急に冷え込み、寒いさむいとぼやいています。
さて今日は、ダンドボロギクが咲いているのに出会いました。
写真の花はみんなまだ蕾のように見えますが、先端が閉じているのは蕾で、先端が薄い黄色に見えるものは咲いている花です。
ごく小さな筒状の花が束ねられているわけです。
高さは1mを超えるほど大きく育つ草で、北アメリカ原産の外来種です。
*2015年8月25日撮影
ダンドボロギクは1933年に愛知県段戸山で初めて記録されたことにより、ダンドの名がつきました。
ボロギクというのは、この写真のように花が綿毛を吹いた状態がボロ(襤褸)のように見えるということによります。
サワギクという花の別名がボロギクで、ノボロギクという草丈の小さな花にもボロの名がついていますが、どちらの花も果実期の冠毛つまり綿毛が目立つ花です。
ダンドボロギクの花は、つぼみ、花、綿毛、綿毛が散ってしまった残り物、とさまざまな姿のものが混在しています。
花は目立たないので、綿毛がいきなり目立つということになり、ちょっと変わった印象の草花です。
その名が余計に不思議さを演出していますね。
生き物の世界というのはじつに不思議なものです。