さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

オオバコ

2015-06-21 22:36:54 | 草花

2015年6月21日撮影

 オオバコが元気に育っています。
 もともと踏みつけに強い草として道端や荒れ地などに生えますが、近頃は人の目につくところはすぐに刈られてしまいます。
 それでも地面に張り付いているような大きな葉は無傷で、また花茎を伸ばします。





*2015年6月18日撮影

 今日はオオバコの花がこんなに美しいということを見て欲しくてこの写真を載せます。

 じつはこの薄紫のものは雄しべです。
 花茎の雄しべが出ているところの上の方を見ると、つぶつぶの先端がピンク色になっています。
 これがオオバコの花で、短い白い糸のようなものが出ているのが雌しべです。
 雌しべが受精すると雄しべが伸び始め、写真のような姿になります。
 オオバコの花は下から上へ咲き上がるので、上の方が雌しべのころの花、下の方が雄しべが出てきた花ということになります。
 雄しべが終ると実になるのですが、それが左側にちょっと頭を出している花茎の姿です。





*2015年6月21日撮影

 オオバコの花茎は、雌しべの花、雄しべの花、実という三つの姿を下から上へ展開します。
 花茎ごとに進行具合が違うので、よく見るといろいろな段階の花の姿がわかります。
 この写真の花茎を、大きい花茎4本小さい花茎4本に分けて、大きい花茎だけを見ることにします。
 右から2番目の花茎は真ん中辺が雄しべの花で、その上は雌しべの花、下は実になろうとしているようです。
 一番右と一番左の花茎は、花が終わって実になっているようです。
 左から2番目の花茎は雄しべの花が上の方に少しになって、下は大部分実になっているようです。

 秋になるとオオバコの花茎は実が熟して赤く染まりそれも美しいのですが、いまの時期だけの花の姿もぜひ見てほしいものです。


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