*2018年10月5日撮影
台風25号は想定された速度より歩みが遅くて、今日はここは晴れました。
雲は多かったものの、雨や風よりははるかにましというもの。
今日の写真はアブラススキです。
ススキに似ていて、穂や茎が油っぽいツヤがあるところからアブラススキと呼ばれます。
じつはあまりススキには似ていなくて、もっとずっと貧相というかとてもわびしい感じがします。
油っぽいのは穂や茎から油っぽい粘液が出るためだそうです。
*2018年10月5日撮影
会津の鶴ヶ城のお堀のそばに咲いています。
水辺が好きなのかと思えばそうでもないらしく、普通に山野に生えるとされています。
水辺に生えているアブラススキを見ると、私にはどうも幽霊の手招きのように見えてしまいます。
*2018年10月5日撮影
この写真のような風情は、ちょっとぞっとすると思いませんか?
アブラススキを幽霊に結びつけるような記述はさがしても見つからないので、こういう感覚は私だけのもののようです。
*2018年10月5日撮影
ぞっとするかどうかは別にして、やっぱりちょっと侘しい感じのアブラススキの写真です。
日陰の水辺に生えるもののように思っていた私の想定に反して、本来日当たりの良い丘陵地に生える草なのだそうです。
してみれば、これをみて侘しいだのぞっとするだのという感覚はやっぱりおかしいわけです。
水辺のアブラススキしか見たことのない私の、たわごとでした。