
*2017年9月21日撮影
晴れているのに風が冷たい感じがするようになってきました。
秋本番です。
アシナガバチやスズメバチをよく見かけるようになりました。
よく分かりませんが、秋はこれらのハチの活動が活発な時期とされています。
ハチ達の個体数が最大になる時期なのだと思います。
もう少しすればハチ達の今年の活動も終わるので、女王蜂候補を育てたり、雄蜂を産んだり、忙しいのかも。
このアシナガバチは、キアシナガバチといいます。
全体的に体が黄色っぽいということですが、似たようなセグロアシナガバチとの比較です。
セグロとキ、両アシナガバチは、アシナガバチとしては最も大きくて、危険です。

*2017年9月1日撮影
セグロアシナガバチは市街地にも多いのですが、キアシナガバチはどちらかといえば山間部に多いとされています。
ハチに刺されるのは、不用意に巣に近づいたことが原因となることが多いようです。
アシナガバチ類はたいてい円錐形の巣を木の枝や軒先などに作ります。
よくよく注意していないと目につかずに、うっかり近づいたり触ってしまったりして、襲われるはめになります。
アシナガバチは小さいのでスズメバチよりは毒性が少ないのですが、何にせよ注意が肝要。

*2017年9月1日撮影
アシナガバチの幼虫もスズメバチと同じく肉食で、チョウやガの幼虫つまりイモムシやケムシなどを食べます。
それでアシナガバチやスズメバチは、農作物をイモムシなどの食害から守る益虫という見方もできます。
刺されないための用心をしっかりすれば、ハチと人も助け合える存在かもしれません。
この世は思わぬ形で利害がつながっています。