
*2017年4月21日撮影
桜が咲いたので花の中を小鳥たちが飛び回っています。
メジロやエナガやシジュウカラやカワラヒワ、それに体の大きなヒヨドリもいます。
そんな中に発見したのがセンダイムシクイです。
ムシクイと名のつく小鳥は、メボソムシクイやエゾムシクイなどもそうですが、夏鳥です。
冬は南の国で過ごし、繁殖のために渡ってきます。
そしてこれらのムシクイたちは皆とてもよく似ていて、識別が困難とされています。

*2017年4月21日撮影
ただセンダイムシクイについては、下側のクチバシがきれいなみかん色をしていることと頭の中央に白い線があることの2点が目立った特徴として、他のムシクイと区別できることになっています。
この写真の鳥は頭に白い線が入っているのが分かります。
クチバシの色も下側が橙黄色をしています。
なのでセンダイムシクイにちがいないと思っているわけです。
センダイムシクイは、低山の広葉樹林で子育てをするそうです。
繁殖地を定める前に少し立ち寄ったのが、会津の鶴ヶ城公園だったということでしょうか。

*2017年4月21日撮影
飛び立とうとしたのか、羽をばたばたさせたのですが、この時は飛び立たずに終わりました。
この写真でも、頭央線が見えます。
センダイムシクイは「チヨチヨビーッ」とさえずります。
「チヨチヨ」を「千代」と書き、センダイと読んで名前にしたという説が有力です。
なので「千代虫喰」と書くのが順当なのですが、「仙台虫喰」という書き方も普通に行われています。
地名の仙台とこの小鳥との縁はないので、間違いが定着してしまったのかもしれません。