*2017年4月8日撮影
曇り空ながらとても暖かい1日でした。夕方には少し雨がちらつきました。
梅が咲き始め、花の季節がやってきました。
地面にもさまざまな花が咲いています。
そんななかでも地味な存在のシロイヌナズナをごらんください。
背の低い(10〜30cm)、ごく小さな花(3mmくらい?)をつける目立たない花です。
*2017年4月8日撮影
シロイヌナズナの花です。
菜の花と同じアブラナ科の花なので4弁の花を咲かせます。
イヌナズナに似ていて花が白いのでシロイヌナズナなのだと思います。
イヌナズナは黄色い花を咲かせます。イヌナズナというのはナズナに似ているが食用にならないという意味の名前のようです。
もともとのナズナは別名ぺんぺん草といい、古くから食用にされてきました。
ナズナは白い4弁の花を咲かせます。
名前の由来をたどると、わからなくはないけれど、妙な感じがします。
この3種の草花はそれぞれあまり似ていないのです。
強いていえば、もともとのナズナとシロイヌナズナがそれなりに似ている感じがします。
シロイヌナズナはタネツケバナにもよく似た感じです。
*2017年4月3日撮影
シロイヌナズナのロゼットの姿です。
中央の茎が伸びて、もうすぐ花が咲きそうです。
シロイヌナズナは植物で初めてゲノム解読が終了したということで注目されています。
宇宙ステーションで栽培実験をしたとか、理化学研究所がDNAの研究をしているとか、よく理解できない情報がネットにあふれています。
たぶん貴重な研究用植物なのだと思います。
そういうことよりも、実際に道端に生えている姿を見つめて花の命に思いをはせたいものです。