
*2014年5月6日撮影
ノボロギクが咲いています。
咲いているといっても、ごらんのように先端が黄色いつぼみのような花があるだけ。
つぼみがこれから菊のように開くわけではなく、花弁のない筒状花がまとまっているのです。

*2014年5月3日撮影
ノボロギクは一年中咲く花と言われています。冬でも咲くとされています。
さすがに雪国の会津では冬は雪の下なので咲くわけにいかないようですが、春が来て雪がとけると真っ先に花をつける草であることはたしかです。
そしてまた冬が来るまで、ひっそりと咲き続けます。

*2014年4月28日撮影
花はすぐに綿毛になって弾けます。
種を飛ばして、また次の花を咲かせます。こうして一年中咲き続け綿毛を飛ばし続けたら、すごい勢いで増えていくのではないかと思いますが、実際はそんなに増えてはいません。
一年中咲き続け種を飛ばし続けることでしか生き延びられないという、厳しい状況のようです。

*2014年4月16日撮影
ノボロギクは「野襤褸菊」で襤褸というのは「ぼろくず」のボロですから、かわいそうな名前でもあります。
ボロギクというのは山に生えるサワギクのこととされていて、野に咲くサワギクという意味のノボロギクだそうです。
サワギクがなぜボロギクと呼ばれるかというと、綿毛が弾けた様子がぼろくずのようだというのです。
ノボロギクの綿毛も同じような印象を与えるので、ノボロギクになったようです。