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さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

コサメビタキ

2017-05-02 22:34:48 | 

*2017年5月2日撮影

 5月になりました。もう5月です。
 
 この春はコサメビタキによく出会います。
 コサメビタキは夏鳥で、繁殖のためにやってきます。
 営巣地へ向かう途中で、会津の鶴ヶ城公園に立ち寄っているのではないかと思います。
 でも、ひょっとしたら、ここで子育てをするのかもしれません。
 分かりませんが、可能性は少しあります。





*2017年5月2日撮影

 コサメビタキはスズメよりも小型の、くりっとした目がかわいい小鳥です。
 とても動きが素早いので、なかなか撮影ができません。

 昭和の初めごろまでは、都市公園でも普通に繁殖していたそうです。
 水面から羽化する飛翔性昆虫をよく食べるため、そういう水の環境が失われるとともに、都市部には来なくなったのだとか。
 そういう意味では、鶴ヶ城にはお堀があって、水生昆虫もたくさんいるので、ひょっとしたらここで子育てができるのかも、とちょっと思います。





*2017年5月2日撮影

 逆光で、露出オーバーにして撮影です。
 目がかわいいという感じが伝わるでしょうか。





*2017年4月21日撮影

 これは先月撮影の、コサメビタキの集団です。
 こんなふうに群れで行動する鳥ではないと思っていたので、すこしびっくりです。
 遠くて小さくしか写っていませんが、コサメビタキが6羽写っています。
 渡りの時は群れで行動するのが普通だと思いますが、そのほかでも状況によっては集団行動をするのかもしれません。

  

センダイムシクイ

2017-04-22 21:21:15 | 

*2017年4月21日撮影

 桜が咲いたので花の中を小鳥たちが飛び回っています。
 メジロやエナガやシジュウカラやカワラヒワ、それに体の大きなヒヨドリもいます。

 そんな中に発見したのがセンダイムシクイです。
 ムシクイと名のつく小鳥は、メボソムシクイやエゾムシクイなどもそうですが、夏鳥です。
 冬は南の国で過ごし、繁殖のために渡ってきます。
 そしてこれらのムシクイたちは皆とてもよく似ていて、識別が困難とされています。





*2017年4月21日撮影

 ただセンダイムシクイについては、下側のクチバシがきれいなみかん色をしていることと頭の中央に白い線があることの2点が目立った特徴として、他のムシクイと区別できることになっています。
 この写真の鳥は頭に白い線が入っているのが分かります。
 クチバシの色も下側が橙黄色をしています。
 なのでセンダイムシクイにちがいないと思っているわけです。

 センダイムシクイは、低山の広葉樹林で子育てをするそうです。
 繁殖地を定める前に少し立ち寄ったのが、会津の鶴ヶ城公園だったということでしょうか。





*2017年4月21日撮影

 飛び立とうとしたのか、羽をばたばたさせたのですが、この時は飛び立たずに終わりました。
 この写真でも、頭央線が見えます。

 センダイムシクイは「チヨチヨビーッ」とさえずります。
 「チヨチヨ」を「千代」と書き、センダイと読んで名前にしたという説が有力です。
 なので「千代虫喰」と書くのが順当なのですが、「仙台虫喰」という書き方も普通に行われています。
 地名の仙台とこの小鳥との縁はないので、間違いが定着してしまったのかもしれません。
 

オオルリ

2017-04-20 22:14:42 | 

*2017年4月20日撮影

 梅が咲き、桜も咲き始め、花は次々に咲きすすむのですが、天候は不順です。
 雨や曇りが多くて、散歩もままならずに過ごしています。

 今日は久しぶりにオオルリに出会えました。
 まだつぼみのソメイヨシノの枝にとまっていました。





*2017年4月20日撮影

 オオルリは夏鳥で、4月になるとやってきます。
 冬はフィリピンやインドネシアなどの南の国で過ごして、繁殖のために帰ってきます。
 広葉樹林で子育てをしますが、渡りの途中で都市部の公園などにも立ち寄ります。
 美しい瑠璃色は雄だけですが、はっとする美しさです。
 ただ肉眼で遠くから見ると黒く見えることが多く、黒い鳥だと思ってしまうことがあります。

カワラヒワ

2017-04-05 22:21:17 | 

*2017年4月5日撮影

 今日も暖かい春の1日でした。
 この春はスズメがたくさんいるように思います。冬越しがうまくいったのでしょうか。
 そんなスズメの群れに目を奪われていると、カワラヒワも小さな集団を作っていることを見逃しそうです。

 カワラヒワが高い木の上でさえずる姿もよく見るようになりました。
 ビーン、ビーンという特徴的な声で鳴き続ける雄の姿です。
 まだまだカワラヒワの求愛活動は続くようです。





*2017年4月5日撮影

 カワラヒワの飛び出しを撮影することができました。
 カワラヒワは広げた羽が美しいので、ほんとうの姿は飛んでいる姿だと常々思っていましたが、なかなか撮影はできません。
 きょうはこんなシーンが撮影できてラッキーでした。





*2017年3月2日撮影

 混み合った枝の向こうにいるカワラヒワの姿です。
 カワラヒワは普段は「キリキリ」「コロコロ」と美しい高い声で鳴きます。
 飼い鳥のカナリアも近縁の鳥なのだとか。声の美しさというところは似ています。
 ちょっと見は地味なカワラヒワですが、姿形も声も、愛すべき小鳥です。

キセキレイ

2017-04-02 21:59:49 | 

*2017年4月2日撮影

 今日は春の日差しがあったとはいえ、風の冷たい1日でした。

 いつもの川べりでキセキレイに出会いました。
 1枚目の写真は、川の中に倒れ込んだヨシの茎に立つキセキレイ。
 黄色いセキレイなのでキセキレイ「黄鶺鴒」です。





*2017年4月2日撮影

 2枚目の写真は、枯れたヨシの茎にとまるキセキレイです。

 川に住むセキレイは、上流にはキセキレイ、中流にはセグロセキレイ、下流および住宅地にはハクセキレイというふうに住み分けられていると言われています。
 ところが最近、セグロセキレイを家の近くで見かけたりして少し住み分けがくずれ始めているのかもしれません。
 キセキレイも以前はあまり見なかった場所に降りてきているように思います。





*2017年4月2日撮影

 枝のすきまから対岸にいるキセキレイを覗いています。
 羽繕いをしています。

 以上今日撮影の3枚の写真は、それぞれ撮影場所が違うので、違う個体だと思っています。
 ただ、みな喉が黒いので雄ばかりのようです。





*2017年2月17日撮影

 さて、最後の写真は、まだ雪のある2月に撮ったキセキレイです。
 冬羽なので喉も胸も白くて、尾の下だけが黄色いキセキレイです。
 冬羽のキセキレイは雄か雌か見分けることはできません。

 この冬に撮ったキセキレイに比べると、今日撮った写真のキセキレイは黄色い色が鮮やかです。
 野鳥は春が来ればもう繁殖期を迎えるので、今は夏羽に着替えているわけです。
 鳥達の子育ての季節が始まります。