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さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

ハクセキレイ

2017-12-28 21:17:03 | 

*2017年12月28日撮影

 爆弾低気圧などという恐ろしげなものがやってきて、2日間雪が降り続けました。
 それでも幸いにして、さほど積もりませんでした。
 今日は朝から晴れましたが、午後には雪模様に。

 会津の鶴ヶ城のお堀には氷が張りつめ、ごくわずかに残っている水面にカモたちが集まっています。
 氷の上を歩いているハクセキレイを発見しました。
 このハクセキレイは冬でも頭が黒いので、雄のようです。





*2017年12月28日撮影

 ハクセキレイの写真ではありますが、お堀の氷と雪の模様が面白くて撮影しています。
 氷の上に雪が薄く積もり、その雪が溶けたり、風に飛ばされたりして、さまざまな模様が出現します。
 この模様は、まさに一期一会、その時のみのもので、2度と見ることは出来ません。
 そういう雪の模様の上にいるハクセキレイです。





*2017年12月28日撮影

 お堀の氷は見る位置の違いで、様々な色に変化します。
 どれもモノクロームの世界に見えながら、色合いが違います。
 そんな世界のまんなかにたたずむ、ハクセキレイです。

 今年もあとわずか。
 残りの日々に更新できるかどうかわかりませんので、年末のご挨拶をさせていただきます。
 みなさま、どうぞ良いお年をお迎えください。

ヒガラ

2017-12-15 22:56:11 | 

*2017年12月15日撮影

 雪は降らなかったものの、寒い1日でした。
 晴れ間はなくて、厚い雲が空を覆い尽くしていました。

 今日の写真はヒガラです。
 今年は11月頃からよく見かけます。
 曇り空の中、ヤナギ(たぶんカワヤナギ)の枝にとまるヒガラ。遠いので小さいです。
 ヤナギはもう葉はなくなっています。冬芽を食べているのだと思います。





*2017年12月4日撮影

 サクラの枝にとまるヒガラです。
 サクラの芽を食べに来ているのだと思います。
 ヒガラは秋冬に、シジュウカラなどと群れをなして行動しています。
 渡り鳥ではないので一年中いるのでしょうが、夏場は山地にいて、秋にならないと平地には降りてこないようです。





*2017年11月7日撮影

 11月の初めに撮影したヒガラです。
 「カラ」というのは「小鳥」を意味する言葉だとされています。
 「カラ」のつくシジュウカラやヤマガラやコガラやゴジュウカラなど秋冬は群れをなして行動していて、「カラ類の混群」と呼ばれます。
 混群には、コゲラやエナガも混じっていることがあります。

 「カラ」の他にも小鳥を表す言葉には、スズメの「メ」などもあります。
 ただ「カラ」類は「カラ」の仲間で群れをなす、というところが、小鳥たちの中でも特別です。





*2017年11月5日撮影

 これも11月初めの写真です。
 イチョウの木にとりついているヒガラです。これも遠くて小さいです。
 おなじみのシジュウカラは喉から腹へさらに尾まで、黒い線があります。
 この黒い線がなくて、喉のところだけが扇状に黒いのがヒガラです。
 シジュウカラよりも小さくて、「カラ」類の中では一番小さいのがヒガラです。
 小さいけれど動きはとても素早くて、撮影には苦労します。

カルガモ

2017-12-04 22:14:18 | 

*2017年12月4日撮影

 おひさしぶりです。長いお休みでした。
 気がつけばもう12月。今年も残り少なくなってしまいました。
 11月の半ばから雪のちらつく寒い日がやってきて、来る日も来る日も悪天候というわけでした。

 昨日は良い天気でしたが、今日はたまに日が差すものの曇りでした。
 会津の鶴ヶ城のお堀にカモたちの姿を見に行ってきました。
 写真は、おなじみのカルガモです。曇り空の中を団体で飛んでいます。
 なかに一羽、マガモが混じっています。





*2017年12月4日撮影

 上の写真とは撮影した時間が少し違うのですが、この群にも一羽のマガモがいます。
 ひょっとすると同じ団体なのかもしれません。
 青空だったら良かったのですが、やむをえません。





*2017年11月5日撮影

 ひと月前、お堀のほとりに並んでいるカルガモたちの写真です。
 桜の落ち葉がたくさん落ちていました。
 カルガモは一年中見ることができるカモで、つまり他のカモたちのように夏も北の国に渡ることをしません。
 クチバシの先が黄色いのがカルガモの特徴で、クチバシを見ればカルガモかどうかはすぐ分かります。





*2017年9月9日撮影

 これはまだ夏の雰囲気の残っている、9月の川べりを歩くカルガモたちです。
 仲良く草を食べていました。
 この2羽は、夫婦なのか兄弟なのか、あるいは親子なのか、まったく判断はつきません。
 ときおり川から上がってきて草を食べているカルガモの集団を見かけます。

ヤマガラ

2017-11-07 22:16:56 | 

*2017年11月7日撮影

 秋も深まって、会津の鶴ヶ城公園のモミジ類も鮮やかに紅葉しています。
 もう虫の季節は終わって、野鳥の季節に変わります。

 気がつけば、シジュウカラやヤマガラ、ヒガラなどが群れをなしています。
 なかにエナガたちも混じって、忙しく飛び回っています。

 今日はそんなカラ類のなかから、ヤマガラです。
 「カラ」というのは「雀」と書き、小さな小鳥を表しているそうですが、なぜ「カラ」なのかは不明です。
 シジュウカラ、ゴジュウカラ、ヒガラ、コガラ、ヤマガラなどがカラ類です。
 ヤマガラは明るい栗色をした、見た目も可愛い小鳥です。
 羽は灰色、頭と喉が黒くて、配色としてはいいアクセントになっています。





*2017年11月7日撮影

 紅葉のイロハモミジをバックに、ヤマガラのいい姿を撮影できました。
 ヤマガラは昆虫や蜘蛛なども食べますが、特に冬場は木の実が好物です。
 モミジ類の実も食べますが、はじめの写真のように松の実にもやってきます。
 




*2017年10月24日撮影

 松の幹にとまりながら、こちらを見ています。
 口にはなにか木の実のようなものをくわえています。
 ヤマガラは木の実を、樹皮の下や木の根元などに隠して蓄えることが知られています。
 このときも、くわえている実をどこかに隠そうとしていたのかもしれません。

ツバメ(幼鳥)

2017-06-05 22:12:50 | 

*2017年6月5日撮影

 前回の記事は5月22日でした。暑いと言ってぼやいていたのに、その後は一転して寒い毎日。
 6月なのに冬に戻ったよう。変な気候です。 
 長いお休みをしてしまいましたが、再開です。

 会津の鶴ヶ城のお堀には毎年ツバメがたくさん来て、子育てをしています。
 どこにどういうふうに巣があるのかわかりませんが、時期がくると子ツバメが出て来ます。
 お堀に張り出したケヤキの枝に、巣立った雛というか幼鳥が固まってとまっているのに出会いました。





*2017年6月5日撮影

 親鳥が餌を運んで来て食べさせます。

 ツバメの雛は生まれてから3週間ほどで巣立つそうです。
 巣立ってもまだ自力では飛ぶのも難しく、餌も親に運んでもらって食べます。
 木の枝や電線などにとまって、親の世話になりながら、少しづつ飛ぶ練習をし餌を捕る練習をするのだとか。
 夜は巣にもどって寝ることもあるようです。
 この期間が1週間から3週間ほどあって、自力で飛んで餌を捕獲できるようになって、自立します。
 ツバメは他の小鳥達より自立までの期間が長いようです。





*2017年6月5日撮影

 親鳥が飛んでくる気配がすると、子供達は口を精一杯開いて餌を待ちます。
 口の開き方が大きい方から餌をもらえることになっているそうです。
 それで不公平にならないのかといえば、空腹な子ほど口を大きく開き、空腹でない子は口を開かないので、うまくいくのだそうな。

 さて見ていると、親鳥はひんぱんに飛んで来ますが、だんだん餌を持ってこないことが増えて来ます。
 自分で飛んで餌を捕まえなさいと、うながしているようです。





*2017年6月5日撮影

 そうこうしているうちに、3羽の幼鳥のうちの1羽が枝の上で羽ばたきしはじめ、ふいに飛びました。
 水面近くを数回往復して、枝に帰って来ました。
 餌が獲れたかどうかはわかりません。
 そしてその後、3羽すべてが飛び立って、しばらく飛び交ってから、別の枝に飛び移りました。
 親は様子をみながら、ときどき餌を運んで来ます。

 この子達が自立するのには、あと何日かかるのかわかりません。
 ツバメの親子の、自立のための訓練風景でした。