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故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

個から集

2020-07-05 04:47:09 | よもやま話

自画像です。タイトルは、「たんぽぽの目」です。
この顔より少し大人になりました。

妻です。タイトルは「いつも励まされてる」です。
ありがとう。


静かな朝です。
今日は、イベントが二つ。
地域の草刈と友人とのゴルフです。何度も天気予報をチェックしています。
今日のタイトルは、「個から集」です。

私達は、60歳を過ぎて再婚しました。
隣りで寝ている妻をみて、この人はどうしてここにいるのだろう。
そして、いつまで一緒にいるのだろうと、不思議な想いがよぎります。
それぞれの家族がいて、ままごとのような結婚生活を続けています。
一緒にいる必然性に乏しいのです。
親だから子供と同じ家で暮らす。必然性がありながら、絶対ではありません。

私達は、互いの持ち家を捨て根無し草のような終の棲家探しをしています。
地域に移住して4年が過ぎました。
カフェを3年前に始めました。一定の成果が見たいのであと2年(合計5年)は頑張るつもりです。
耕作放棄地の見栄えが悪いと、持ち主の許可を得て草刈を始めました。
草を生やさぬために、野菜を植えています。
野菜づくりが面白くなり、その面積は増え続けています。初めの年は5畝、今は2反になりました。
カフェで出す「お任せ料理」に、畑でできた無農薬野菜を積極的に使っています。
友人に中元代わりに野菜とカフェで作った野菜入りパンを送っています。

私達二人だけなら、5畝でも余るくらいです。
地域に積極的に関わりたいから、耕作面積は増えている。
子供たちや孫たちのために、美味しいものを作ったり送ったりしている。
子供たちと同じ家で暮らしている時より、子ども達のことを想い心配している。
都会では、隣人の玄関より先に入ったことはありませんでした。
この地域に来て、縁側のような表座敷に上がることもしばしばです。
遠くに出かける時は家中の鍵をかけます。普段は、夜だけ玄関の鍵をします。
もう、個人の生活に入ったよと隣人に知らせるためのようです。

私は、再婚しなかったら、この地で暮らさなかったら、
こんな気持ち「個から集」になることはなかったと思います。
「個」があって、「集」があると実感します。
家族は「集」ではあるが、「個」の集まりではなかった。
今は、「個」を強く感じます。
「個」がしっかりしているから、「集」に広がると感じます。

人生の終わりに近づいて、こんな経験をさせてもらえることが嬉しい。
家族と一緒に暮らしていたら、気づかなかった「個から集」です。
「集」があって、「個」ではありませんでした。

個があって 集入りし溶き(時) 混ざる色

2020年7月5日
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