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故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

娘に伝えたい

2015-03-15 04:23:16 | よもやま話

末娘は、お母さんが可哀想でたまらなかったのです。
彼女は、行きたかった大学を止めて現在に至ります。
私は、彼女を大学に行かせてあげられなかったのです。

彼女は、お母さんの治療費の足しになればと、派遣の仕事を始めました。
今の仕事が好きなようです。出版社で、人に伝える仕事の手伝いをしています。
御仏前に、毎日ご飯を供えてくれています。
老犬の世話をしてくれています。
どちらも、なかなか出来ないことなのです。
ストイックでありながら、傷つきやすい子どもなのです。

末娘は、彼女(今の妻のことです)が墓参りをすることに、反対です。
お母さんが、辛いと感じているのです。
その気持ちは、痛いほどわかります。
どうして良いのか、迷うこともあります。

私は、かみさんのお骨を一時預かりの形で都内のお寺に預けることができました。
仏壇を揃え、やっとかみさんを仏にすることができました。

義兄(かみさんの兄さん)の後見人を引き受けることにし、毎週食材を届けています。
彼が抱える難題を片付けるサポートをしています。4年になります。
かみさんが亡くなる直前に、二人で義兄のサポートを始めました。
かみさんの遺志を引き継いでいるのです。

妻は、私がしたいことを理解し、助けてくれました。
毎週、川崎まで同行してくれています。

妻は、かみさんの話をされるのが嫌いでした。
わたしの家族の話も嫌でした。出会ったころの話です。
今は違います。私達は、何度も話しました。
快く、私の気持ちに寄り添ってくれています。
かみさんのことだけでなく、私を助けてくれています。

末娘に分かってもらいたいことがあります。
人を好きになり、いっしょに暮らすことがどれほど大変で、
解りあえることがどれほど大事なことなのか。
貴女も結婚をし、家族を持つことでしょう。
その家族を別れさせることなく、明るい家庭を築くことが
重く大切で、惜しみなく努力をしなければならないのです。

私は、かみさんを忘れたことはありません。
感謝することはあっても、後悔することはあっても、
悪く思うことはありません。
かみさんにしてあげたかったことは、もう出来ません。
残された家族の中にいるお母さんを大事にすることはできます。
貴女は、今日も家族のために何かをしています。
ありがとう。

これからも何度も話し合い、解りあっていきたいと思います。
よろしくね。

2015年3月15日

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