ジャガイモの花です。ジャガイモは地下茎をいただきます。花は何のために咲くのでしょう。
若い人にこんなことをさせてはならない。
草取りのことである。
どぶさらいのことである。
平成元年に建てられた建築物の外構は、傷んでいます。
永年の間放置されていた植栽は、伸び放題です。
草取り、枝打ちから始まりやっと土が見えてきました。
次は、溝です。溝は土で埋まって側溝の意味合いを無くしていました。
掘るにつれ、ゴミが出てきました。
ビニール、ゴミに缶、ペット瓶と混ざっています。
土木の方から、スコップと鋤簾を借りました。
やっと掘りだしました。側溝には、根が張りだしていました。
鋸とカッターで丁寧に切りました。
ミミズの一部は、家のベランダの土再生に一役買ってもらうことにしました。
残念なことに、側溝はアスファルトの陥没に合わせて水勾配が取れないようです。
監督に話し、コンクリートを流して底上げをしていただくことにしました。
散水栓は、30cmも土に埋まっていました。
相次ぐ改修工事で出た残土を捨てたのでしょう。
配管工に頼んで、散水栓を30cmあげることにしました。
工事監督は、気づいても言わないことがあります。
タダでやらされると思う若い監督もいます。
歳とった監督は、ちゃんと教えてくれます。対処方法も一緒に教えてくれます。
残材で、対処してくれます。ちょっとした手間を惜しみません。
現場に居るから分かることです。
草取りをしていると、こんなに珍しい植物がこんな処に生えていると
驚くことがあります。球根も多いのです。さすが、30年物の外構です。
毎日、作業着は泥だらけです。体重は日増しに減っていきます。
こんなことをしていて、給料をもらってよいのだろうかと気になります。
汚れ仕事は自分でやることにしました。
若い人にはさせられないと思うようになりました。
本来のプロジェクト(設計、監理)の仕事をさせてあげたいのです。
外構の担当は私です。草取り爺です。
工事現場がきれいになっていくと、誰もゴミを捨てなくなりました。
躾ができているのです。
草取り爺に、若い職工も声をかけてくれるようになりました。
あれ、誰だっけかなと思います。
毎朝鍵を開けて、夕方鍵を閉めます。
請負で来た職人は残業がしたいのです。初めのうちは追い返していました。
残業がしたければ早出しろと言いました。
歳をとった左官は言われなくてもやります。
皆さん、遠くから来ているのです。関東7県から作業員が通ってくれています。
早く帰してあげたいのです。明日も早いのです。
草取りをするのは、私なりに理由があります。
痛めた腰のリハビリであり、今度挑戦するゴルフコンペのために
握力を鍛えているのです。言ってみれば、幸せです。極楽とんぼです。
若い人に伝えたいのです。
言葉では伝わらないこともあります。
それは、やるしかありません。身体を張れる時に、しかもぼちぼちと。
やっと抜き 抜いたあとから もう生える
2015年7月10日
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