故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

1000Kmの旅

2023-04-12 06:59:57 | よもやま話

天気予報が、雨だと報せる。
雑木伐りも畑もできません。
ゴルフもできません。
家で本を読むか、似顔絵を描くか。

どこかへ行こうよと気軽です。
今日のタイトルは、「1000Kmの旅」です。
先週の木曜日は、雨がそぼ降る中を津和野へ向かった。
廿日市から吉和を抜けて行き、帰りは岩国経由で島まで帰って来ました。
国道を通り、往復340Km(10時間のドライブ)の旅でした。
広島(吉和)、島根(津和野)と山口(岩国)の3県を跨ぎました。
山口県の国道のガードレールは黄色です。
今は、山口県を走っているねとすぐ分かります。
子供に「雀」(じゃく)と名付けた森鴎外記念館を訪ねました。
説明のDVDを見ているうちに、運転に疲れて寝てしまいました。
羅漢山の新緑が雨に濡れ、岩の川底を走る清流に静けさを感じました。

案外できるねと、今度は何処へ行こうかとなりました。
そして、今週の月・火で米子に行きました。
こちらは、往復660Kmの車旅でした。
世羅、三次、庄原(広島県)を通過し、南部町(鳥取県)に寄りました。
「とっとり花回廊」に行くのが今回の旅の目的です。
広い庭園は、チューリップで満開でした。
とても一日では回り切れず、ベンチで1時間居眠りでした。

米子を通過し、境港に向かいました。
魚市場の近くの直売所に寄りました。
バイ貝と甘エビを買い、米子のホテルで地酒(千代むすび)のつまみでいただきました。
不味いわけがない。スーパーでは味わえない新鮮さと量でした。
おさかなセット(売れない8匹の魚)も買いました。
店の若い衆が、発泡スチロールの箱に氷をいっぱい詰めてくれました。
昨日(火曜日)、島に着く頃も、氷がごろごろ音をさせていました。
漫画家が取り上げたお化けたちのモニュメントで、通りがいっぱいで、なかなかでした。

直売所を出たところで、中年の女性が「財布を落とした、家までの1500円を欲しい」と
車の窓越しに話しかけてきました。
1500円を渡したところ、「もう500円」と言われたので、違うなと感じました。
米子のホテルは古いが、朝飯は旨く、フロントの若い衆(男女)が親切でした。
「とっとりクーポン」をくれました。
合計4000円分のクーポン(鳥取県で使える)は紙券では使えるところが少ない。
スマホに登録すれば、使える場所が多くなる。私達には、無意味なプレゼントです。
フロントの若い衆が、私のスマホと格闘すること10分。
見事にポイントが登録されました。
境港の「なかうら」の観光物産館で、ポイントで地酒が2本買えました。

途中、米子城跡に向かいました。
90mの石垣が立派な山城です。
駐車場で降りて、急峻な山道を登ります。
本丸跡からは、360度の見渡せるパノラマでした。
途中で会った地元の女性(私達より少し若い)と話しました。
去年は、125回登城されたそうです。
竹田城跡にも負けない、オーストリアのザルツブルグ城にも負けませんと伝えました。

境港(鳥取県)から中海と宍道湖の北沿いに日御碕(島根県)を目指し、余力を使い果たした。
出雲大社を過ぎても、日御碕は遠かった。
灯台を見上げる岩に立ったが、風にあおられるのが怖かった。

ホテルで見たテレビは、島根と鳥取の話題を取り上げていた。
島根にあるバスケットボールのチームが惜しくも、広島のチームに負けた。
広島県人には、「いいじゃない」が逆転していました。
選挙区が、両県にまたがる不満もあるでしょうが、独自に生き抜いている。

米子城跡で会った女性は、花回廊も良く行く、そして園内を歩き回っている。
「他に行くところがない」と女性は言われました。
いやいや、山陰は旅のスポットの宝庫です。
海から見える大山も、富山湾から見える黒部に負けない素晴らしい景観でした。
米子城の石垣を見せるために高木を切ったが、降ろす予算がないと放置されていました。
雑木伐りを手伝いたいと思わせるほど、本丸までの道に放棄地が多かった。
本丸迄の車道は不要です。
年寄りたちよ、年間150回登城を目指しましょう。
また来たい米子旅でした。

2023年4月12日
(あとがき)
今日は、雑木伐りが縁を結んでくれます。
実家の集落の方々と昼食会です。
境港で国産の原料を使った竹輪とキンカンジャムを土産に持って行きます。
楽しみです。
(筆者)
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