絵のタイトルは、「はばたき」です。(小説さなさんより抜粋)
ハンググライダーは、斜面や断崖から飛び立ちます。
地面や岩から離れるときの感覚はいかに。
ええい、ままよ。
何度も練習したことを、「この一発」と決めるしかありません。
型にこだわり、振りに気を付けボールを打つ。
それは、練習場でのことです。
コースに出たら、一心不乱に「この一発」(今日のタイトル)と渾身の力で振り抜く。
昨日のゴルフでは、それだけをやり抜きました。
スコア?
聞かないでください。
掃除をする。
このごみを見逃したら、もう二度と会えないぞと拾い続けます。
張り付いた野菜くずは、爪で剥がし掃除機で吸い取ります。
床に付いた油じみは、これから洗濯するシャツでふき取ります。
草を刈る。
高い草は、上をはがし、中間を切り、根元を飛ばします。
草刈り機をフルスロットルで回し続けます。
雨上がりの草はピント立っています。
水しぶきをあげながら、なぎ倒します。
料理をする。
冷蔵庫の残っている食材を見ます。
どんな料理にしようか。
枯れた葉を取り、熱の通り具合が均一になるよう刻みます。
野菜をフライパンに投入するタイミングを計ります。
茎に熱が通ったら、葉を投入し、味付けを考えます。
もう遅かりし。
酒をぶち込み、味醂が先で、醤油が後なんてどうでしょう。
そんな具合ですから、味は都度違います。
妻は、箸をつけ、「おなか一杯」と残します。
「この一発」は不発となること多しです。
それも実力と諦めます。
だけど、振り切った。
節々がきしみ、風呂で汗を絞り、8時過ぎにはお陀仏です。
翌朝元気に目覚める。
そして、ルーチンワークができる。
2024年3月29日
(あとがき)
昆布茶の効能は、胃で糖の吸収を和らげるでした。
(筆者)
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