故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

おいお前さん

2021-02-21 06:39:05 | よもやま話

絵のタイトルは、「おいお前さん」です。
ゴーヤの上にへちまが乗っている図です。
夏の直射日光を防ごうと、ベランダにつるを這わせました。
ゴーヤが黄色から赤に変わり、臭いを放つようになり取り除きました。
ゴーヤが「重たいよ」とへちまに話しています。


何を書いていいやら。
書き溜めた絵を眺め、この絵のタイトル「おいお前さん」に挑戦することにしました。

「おいお前さん」ってどんな人が使うんでしょう。
そして、どんな場面で。
ネットで調べてみた。「お前さん」と、庶民のかみさんが亭主を尊敬を込めて呼ぶ。
「おい」がついているから、なにかしようと号令をかけるのか、おねだりをする場面を想像します。

金田たつえさんの「お前さん」は、駆け落ち後、苦労を重ね自分たちの店を出す話である。
木の実ナナさんの「お前さん」は、男が去ったあとの寂しさを歌う。作詞は阿久悠さんです。
いたずらをしようとする手をお尻の下にしかれる「お前さん」とは、ずいぶん違う。

「お前さん」には、女の人の情念と懐の深さを感じる。
木の実ナナさんの「お前さん」は、「お」に力が入り鼻にかかる。
たつえさんの「お前さん」は、「さん」が伸びて、姿勢が良くしなをつくる。
恨み節と祝い唄の違いだろうか。

40年も前に勤めた会社で、私のことを「お前さん」と呼ばれる上司がいました。
決まって、やんわりと注意を受けました。
その頃の私は、指が太くて押し間違えるから、電卓は使わねえ。
筆圧が高く、図面を引く手に汗をかくから、トレーシングペーパーは穴が開きよれよれでした。

妻は、「お前さん」とは呼ばない。「おいお前さん」の「お前さん」を抜いて呼ぶ。
そんなことはないか。
「お前さん」は、美しい呼び方ですね。
「あんた」もいいが、「お前さん」と呼ばれてみたい。
今時の女子にお願いすると、後ろ頭をはたかれそうですから言わないことにしましょう。

ねえあんた 桜が梅に しまいなはれ

2021年2月21日


<<あとがき>>
こじつけのような記事ができました。
やればできる。
(筆者)
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