
雨上がりに、板塀から湯気が発っています。
その光景が好きでした。
やんわりと陽を受けて、元の板塀に戻るのです。
日本の家屋は、木と泥と紙と草で出来ていました。
ヨーロッパは、石と木で出来ています。
冬は隙間風が入るのです。
障子に人影が揺れるのです。
水の音や風の音が風景になるのです。
雨が降り過ぎると、赤土の採集場になっている山が崩れました。
泥が道路に溢れだしていました。
数日すると、道路の土は無くなっていました。
レンガを焼く工場に行ったのでしょうか。
独身の頃、雨が降ると服を着たまま戸外に出ました。
石鹸で、服ごと洗いました。
服を絞ったら、身体もすっきりでした。
この雨で、また草が伸びるでしょう。
工場の周りの刈り取った草が片付いたばかりです。
また草刈りをしましょう。
野菜たちには、恵みの雨です。
生きるものにとって、水分となって回る自然の摂理なのです。
楽しみな季節がまた来ましたね。
と空き地で草取りをされいる女の人にあいさつします。
中腰で、朝夕2時間ほど草取りをされる女性がいます。
根ごと丹念に草を取っておられます。
半分終わったら、半分草が生えてきているという追っかけっこです。
草取りは、延々と秋の終わりまで続けられます。
腰痛で永年苦しんだが、草取りを始めるようになって治ったと言われています。
素晴らしい。
楽しみな季節なのです。
雨雨ふれふれもっと降れ、私のいい人連れてこい。
八代亜紀さんの歌です。
「雨小僧」という絵本も面白そうです。
いつか思い出したら描きましょう。
皆さんに、やっかいものだと思われていて、
晴れる日が続くときには、いつしか思い出される貴重な人物に
なれると良いですね。
やれやれと いまだ来ぬかと 空あおぐ
2015年7月1日
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