故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

釣りが趣味

2024-10-11 03:16:54 | よもやま話

絵のタイトルは、「ひねもすのたりかな」です。
釣れなくてもよい。
餌が針についてないのではないか。
ひょっとしたら、針さえもついていないのではないか。
こんな風流人はもういない。


石錘(おもり) 針だけ買って ハゼ釣れた

今日のタイトルは、「釣りが趣味」です。
桜木町の公園に流れる川の河口で、毎日釣りをする人がいた。
型の良いめじなをあげた。
毎日昼休みに、先輩と散歩する私が聞いた。
「毎日、釣りができてうらやましい」と。
釣り師の返答は、
忙しい仕事の合間に行ってる時は楽しかった。
今日は出かけないのという奥様の目線に追い出されて、毎日釣りに来る。
釣り師は腕が良いから、毎日釣果をあげる。
はじめのうちは、近所に配って喜ばれたが、今では「またか」と顔に書いている。

この週末に、東京から友人夫婦が島を訪ねてくる。
美味しい地魚を食べさせたいと、連日釣りに出かけている。
狙いは、キスである。
妻と一緒の釣りである。
年々わがままになる妻に、いいように(荷物運びとして)使われる。

今では少なくなった砂浜を渡り歩いた。
多くの砂浜が牡蠣殻(波で洗われ砕けている)で覆われている。
温暖化の影響か海草(アマモ)が少ない。
山は荒れ果てプランクトンの栄養が流れてこない。
湾の中は、循環が間に合わないくらい蠣が吐き出す汚泥が堆積(4m)している。
家庭から流れていた汚水も今は流れない。
下水が完備され、予算上配管できなかった家でも浄化槽を完備している。
砂浜にアサリの稚貝を放流し、一時期「アサリ採り」が漁業者の収入になっていた。
エイやチヌの餌となり、「アサリ採り」は廃業するも、砂浜は閉鎖して入れない。
ないないずくしです。

日照りが続く今年の夏は、農業に水やり仕事が加わった。
キスの最盛期の夏の終盤に釣りに行けなかった。
やっと一人三匹分(合計12匹)の型が良いキスが釣れた。
アマモがある海域では、キスを誘う引き釣りはできない。
ベラが良く釣れた。
白身のベラも煮つけや酢漬けにすると美味しい。
ボートもあるが、妻と二人では海岸まで運べない。
リヤカーを改造して運びたいが、まだできていない。
船外機(10万円以上)がないと、自由に釣り場を変えられない。
漁協に入会(準会員になるのに10-30万円)しないと、入江に停泊できない。
ボートに魚探を装備して魚影の濃い場所をゴムボートで渡り歩く釣り愛好者もいる。
車を改造し、一切の釣り具を入れ、ボートもバッテリーで空気の出し入れをしていた。
定年後の釣り師は、なにしろつぎ込んでいた。

やっと見つけた浜は、かつては海水浴客とアサリ採りで賑わった。
見張り小屋も今はもぬけの殻です。
島の辺鄙な場所に5GG(ジイジ)が秘密の隠れ家を作ってカラオケをやっていた。
ウィークデーの早朝から釣り師がやってくる。
盛大に餌撒きをし、鯛やチヌを釣っていた。
釣るのが趣味で、食べるのは少し。
釣れても、大物ほど釣り仲間にあげてしまう。
島の空き家を買い、時々猫連れで来るらしい。
切り身にして、猫の餌(好物で、帰宅した車の音を聞くと喜んでいるらしい)にする。
要らない人には余り、足りない人には届かない。

今日からは、草刈りである。
妻からソフトを学び、土づくりに励み、自分でも種から育てようと思う。
肥沃な土に育つ野菜は強く、少々虫に食べられても負けない。
日照りでも保水ができ、日照りにも強い。
農業を始めて4年目にして少しずつ学び、やっとそんな心境になってきた。

2024年10月11日
コメント
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