絵のタイトルは、「旅人さん気をつけてね」です。
見ようによっては、提灯に見えなきもない花です。
単純な観察ですが、興味を持つ。
それを一筆描いてみると、感動もひとしおです。
あんたの絵は下手だね。
あんたの英語は私でもわかるくらい。
お世話になった仲人さんに言われました。
もう、あちらの人になっちゃいました。
今日のタイトルは、「草刈り機を修理」です。
時計には、秒針、分針と時間針がある。
電気動力の前は、ばね駆動で時計は時を刻んだ。
どうなっているのか、分解したくなるのが、子供でした。
わかったところで、戻せず、壊したと親に怒られました。
横浜に行く前に、気になっている草を刈っておこうと精を出しました。
注意不足で、普段はけっしてやらない事故を起こしました。
畑から草刈り機を抱えたまま2m下の道に落ちてしまいました。
草刈り機の腕が私を支え、耐えきれず折れてしまいました。
かばい手は、曲げることができない腱鞘炎になりました。
横浜から帰ると、案の定草が伸びていました。
草刈り機を新たに買うか、修理するか。
買う前に分解することにしました。
腕は左右あり、回転軸(中央)の途中に固定されていました。
折れた左腕はアルミ製のパイプ製で、固定されているブロックの中で折れていました。
パイプに中実材を入れつなぐことを考えていましたが、欠損した5cmを捨てることにしました。
5cm短い左腕は、支えるだけの腕になりました。
5cm短くなるだけで操作性が違う。
人間工学を考えた末の腕の長さだったのです。
草刈り機の故障は、気化器や電気系統(スイッチ)です。
吸い込みが悪くなった気化器を掃除することもできず、ネットで気化器だけ購入付け替えました。
5000円で済みました。
運転停止ボタンが効かなくなりました。
気化器のレバー(混合調整)を吸い込み過ぎにして止めるようにしました。
素人の修理体験でしたが、その後なんの問題もありません。
イタリア製の製粉機のコピー機械が、出回りました。
摩耗部品さえ適切に交換さえすれば、30年使っても50万円/台で中古機械として市場価値があります。
新品で1000万円/台です。
イタリア製の機械は、500万円でした。
その会社は、10年間売り逃げて、その後消えました。
摩耗部品の供給責任を果たしませんでした。
製粉会社の新規工場を作るときお客さんの責任者から言われました。
「私がが役員をやっている間は働いている機械を入れてくれ」と。
新工場プロジェクトの責任者から役員に上り詰め定年を迎える。
中国製に至っては、鋳造品のロゴもコピーするほどバカげていました。
中国の会社にエンジニアリングを依頼すると、
ファンは定格通りの設計で運転後の能力(フィルターつまりなど)ダウンは考慮されていませんでした。
運転後ほどなくして、あちこちから粉塵が吹き出しました。
鉄や石を穀物から分離する機械の切削面の面取りはされておらず、手を入れると切れるほどでした。
空運転だけで、鉄粉の山でした。
なんでも分解する。
新規に買う覚悟をすればできることです。
かつて、シャープ製のテレビをシャープのサービスマンに修理していただきました。
調べること10分、一個の抵抗を交換し正常に映るようになりました。
サービスマンの出張費が1万円。
交換した抵抗は10円で、おまけにしてくれました。
このことだけで、私は感動しました。
新しいテレビを購入する覚悟でした。
カフェをやっているとき、生地を練る小型ミキサーが動きませんでした。
地域の器用な電気屋さんに診てもらうと、基盤の交換を勧められました。
30年前の機械で、銘板の長野県の会社に電話しました。
1万円で基盤が送られてきました。
これには、感謝と同時に驚きました。
白物家電は、今やほとんどが外国製です。
交換部品も使用後のアフターサービスもやってくれるようです。
高くても長く使う機械は、量販店では買いません。
農機具屋さんが代理店をやっているメーカー品を買います。
壊れても修理してくれ、長きにわたり摩耗部品を供給してくれるからです。
草刈り機が使えるようになったので、さっそく草刈りをしました。
私の身体のメンテナンスが必要なほど疲れました。
妻が、「またか」とほぐしてくれました。
2023年9月24日