故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

友来たり、そして帰る

2022-02-04 14:49:53 | よもやま話

絵のタイトルは、「鳴門海峡夕景」です。
悲願の架け橋だった。
今は、渡る人もまばらです。


「グーグルの地図」じゃ、分からんよ。
そう言って先輩が我が家を訪ねてくれた。
近くに住む友人と飲みたいけど、どこの店もまん延防止でアルコールが出ない。
先輩の友人を我が家に招待した。
普段は酒を飲まない二人と私で、昼過ぎから始め夕方まで飲んだ。
1升五合を空けた。
先輩達は、なつかしい友人に電話をかけた。
8人かけて全員と話ができた。
まさに同窓会のようになった。
コロナで巣ごもりなのだろう。
先輩が滞在した4日間で2回もゴルフをした。
今日のタイトルは、「友来たり、そして帰る」です。
先輩とその友人に島を案内した。
山道を通り、離合困難な島の生活道を通った。
今は耕作放棄地となったが、かつては山の上まで畑だったと説明した。
島の火事は、指をくわえて見ているだけで三日三晩燃えて鎮火した。
島人は、その後消防車が入れる山道を延々と造った。
山道に観光客を呼ぼうとしたのか、名士の名前が刻まれた植樹記念碑が立っている。
荒れた山道にこれでもかと続く、日陰に佇む墓標のようである。

次の日には、30年の耕作放棄地を先輩に見ていただいた。
どうしてこうなったか。
どうすれば、元の畑になるのか説明した。
我が家の畑の開墾途中の様子を説明した。

先輩は、「もっと努力しなきゃいかんな」と帰っていった。
やっと、乗りたかったフェリーと市内電車に乗れた。
観光らしいことが少しできたようである。

2022年2月4日
コメント
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