故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

時間ですよ

2021-05-28 09:36:10 | よもやま話

神様から、「時間ですよ」と告げられるまで、「宴も半ば」(絵のタイトル)と楽しもう。


今日のタイトルは、「時間ですよ」です。
パチンコ屋の閉店間際にやっと「セブン」が揃った。
これからという時に、店員が嬉しそうに「時間ですよ」と耳打ちをする。

キャバレーで、どぎまぎしながら付いてくれた女の人と話をする。
やっと、女性が何を面白がるのかわかった頃、ボーイが「時間ですよ」という。
ならば、ボーイに追加をオーダーする。はい、喜んでとボーイは愛想がよい。
続きの話をするかと、意気込んだところで、女性はテーブルチェンジでした。

毎朝のように、「時間ですよ」と目を覚ます。
身体の節々が痛い。寝たのにちっとも改善の跡は見当たらない。
台所と洗濯場と居間を行ったり来たりして、やっと普通の動きができる。
朝ごはんができたころ妻が起きだし、「ごはんですよ」と声をかける。

会社に勤めている頃は、退社時間になり片づける。
上司が時計を見るのを知らぬふりして、「時間ですよ」と腕時計をこすりながら部屋を出る。
あーあ今日も終わった。
同僚と牌を握る動作を交わし、マージャン店へ急ぐ。
ばあさんの「時間ですよ」に熱くなった者が「ええい、帰さない」と呼びかける。
朝方になり、同僚の家から不幸があったと電話があった。
ばあさんに、「いない」と言えと伝える。

ブログを書く「時間ですよ」と脳内で呼びかける。
かぼちゃを植えたいな。
葱は、去年のものではなく新しいネギが食べたいな。
かぼちゃを植える場所を耕し、準備しろ。
こんな固い葱を食べさせるんじゃない。
妻が暗に言う。
「時間ですよ」は吹っ飛んだ。

2021年5月28日
コメント
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