水無月人恋し。絵のタイトルです。
雨の音で目が覚めました。
軒をたたく優しい音でした。
パラパラでもない、バシャバシャでもない。
衣擦れのような音でした。
雨上がりはくっきりと景色が見えます。
草が生えています。緑が濃く、健気に見えます。
必要な野菜だけとはいかないのです。
枯れる前に、今年最後の草刈りをしよう。
子供の頃、雨上がりに板塀から湯気が上がるのを眺めていました。
これで、外で遊べると思ったのでしょう。
一雨ごとに気温が下がっていくようです。
北海道の峠を越える時、雪と紅葉を同時に見ました。
革靴にしみ込む融ける雪に難儀をしたものでした。
秋です。
秋の雨は静かで哀しい。
ユーミンの「12月の雨」の雪まではもう少しあります。
何をして遊ぼうか。
思いつかない年齢になってしまいました。
雨音に 待ち人気配 襟を立て
2018年9月27日