故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

絵のタイトルは、「また来てください」です。
テレビを観ていて、キーワードに出会うことがあります。
今日は、移住して銭湯を引き継いだ若者の言葉です。
地域を温めていきたいと言われていました。
今日のタイトルは、「人の人生を想像できる」です。
私は、しばらくブログを更新できませんでした。
平凡な毎日を綴り続けています。
他人には、「平凡でいいんだよ」と言えます。
自分のことになると、格好をつけたがる。
「人の人生」とは、自分の生きざまであり、他人の幸せだと考えます。
東京でプロジェクトマネージャーを任された時、
下請けの方々は関東6県から来られていると知りました。
ラッシュを避けるために早朝4時に起きて、残業をすると家に帰るのが夜10時になる。
モチベーションが下がると判断し、残業と休日出勤を禁じました。
職場会議も朝礼だけにしました。
一回しかない全体会議(朝礼)に、皆さん耳を傾けてくれました。
現場を掛け持ちの親方からは、ブーイングでした。
ラッシュを避けて通い、7時にはほとんどの働き手が現場に入っていました。
8時の朝礼までは、残業良しとしました。
親方も安堵し、工事の進捗は予定より進みました。
工場で製造した廃棄処分になる食品を、無償で夕方持ち帰っていただきました。
普段一緒に食事をすることがない、家族が待つ自宅に早く帰って欲しかった。
袋を持ってきたかと、働く人とも話す機会が増えました。
休憩時間になると、誰かが飲料をまとめて買いに行くのを見ました。
その誰かの休憩時間が削られます。
現場に設置した自動販売機は、利益と経費(手間賃)を取らないことにしました。
冷蔵庫を持ち込み、無償ドリンクをいっぱい詰め込みました。
どちらも好評でした。
皆さんと馬鹿話をし、顔を覚えることができました。
川底の落ち葉を取り除き腐葉土にし、護岸にはびこる雑木と竹を伐っています。
続けられない年寄りに依頼され、耕作放棄地の管理をしています。
草刈りだけでは面白くないと、何かを植えます。
自分達だけでは食べきれないと、家族や友人に送ります。
宅急便代が馬鹿にならないからと、都会に住む親しい友人は着払いで受け取ってくれます。
畑を作物で埋められません。
数年で転勤を繰り返す自衛隊の奥様に、植え付けと収穫を頼みました。
食品スーパーでは売られていない自ら作ったB級品を、愛しそうに持ち帰られます。
若奥さんは息子にもやらせたいと、かつての農道の雑木と竹を伐り始めました。
蔓がからまる竹を二人で力任せに引っ張ったら、
共に転んだ奥さんのお尻の上に、頭から突っ込んでしまいました。
私が嬉しそうだったと妻にからかわれました。
若者が言う「人の人生を想像できる」人になれるでしょうか。
2025年3月15日

絵のタイトルは、「想いの丈」です。
今日のタイトルは、「まとまった雨」です。
「まとまった雨」は、気象予報で使う言葉と知り安堵しました。
少雨が降り続き、やがては止むであろう雨のことらしい。
春になると、雨と晴れの日が間隔短く交互にやってきます。
上京した初めての春は、週末ごとに雨が降りました。
あるいは、降り始めは夜になってからが多かったと記憶しています。
スモッグ(車の排気ガス)が原因(?)だと、勝手に思い込みました。
畑を鋤いた翌日から雨です。
なんとなく、嬉しい。(小さくガッツポーズでしょうか)
安心して休めるといった具合です。
有機肥料たっぷりの黒い土を成長遅しの玉ねぎの周りに撒きました。
この雨で、土にほどよくなじむことでしょう。
雨を受け入れられる年齢になりました。
飽きずに雨だれを見ることもありません。
上がらないかなと、空を見上げることもありません。
降れ降れってなもんです。
天気、男と女。
無関係ではないような気がします。
もっと降れ、私のいい人連れて来いー。(♪)
雨が上がれば切ない、束の間の逢瀬です。
2025年3月3日

絵のタイトルは、「後押しばあちゃん」です。
パン屋を息子に継承する前から、若い人を応援し続けてきました。
笑顔と感動は、一瞬です。
歴史など無用です。
困り物 汗のひと手間 宝物
雑木を伐り倒し乾燥したものに、伐ったばかりの生木を追加しながら焼いた。
火の粉が燃え上がらない工夫です。
穴を掘り、土手を作り、燃え尽きるまで付きっ切りです。
土をかけ、周りに水を十分かけて焚火は終わります。
2週間寝かせ、消し炭を掘り出しました。
畑に播き、土に鋤きこみました。
今日のタイトルは、「面白きかな」です。
早春に落ち葉と、鶏糞と台所で出た乾燥ゴミ(コンポスト)を畑に鋤きこみました。
炭は、微生物の格好の隠れ場所になると聞いた。
夏、川をきれいにしようと、川底の腐葉土を土手にあげた。
畑の片隅に、トタンで囲った腐葉土置き場を作った。
冬、川底の腐葉土は、ふかふかの土に変わった。
妻が、ちんまい玉ねぎの追い肥料に使った。
黒々の土に玉ねぎの苗が可愛い。
梅雨までに、どれだけ回復できるか楽しみです。
雑木も川底の腐葉土(木が生え、川底を浅くする)も困りものです。
困るものを欲しがる場所に移してやる。
ひと手間と変化が楽しい。
土混じりの消し炭を一輪車に載せて運ぶ。
カンリ機(耕運機)で鋤きこむ。
半日で、畑はふかふかです。
私は汗をかき、ご飯が美味しい。
「面白きかな」
2025年3月2日

できたのよ。
まさか、子供が?
そうではありません。
我が家の畑で育てたキャベツです。
今日のタイトルは、「ささやかな幸せ」です。
食品スーパーでキャベツ一個が600円、白菜一玉が800円です。
我が家でもやっとキャベツが巻きました。
固い、重いキャベツです。
5個できたうちの初めの一個です。
キャベツに挑戦して7年目です。
鋤きこんだ有機肥料がやっと効いたのでしょうか。
今年は蝶や虫も少なかった。
鳥たちに突かれないよう、網をかけました。
キャベツを思う存分食べる。
寒い日が続き、さぞ甘くなっていることでしょう。
お好み焼きの生地の上に、これでもかと盛ります。
押さえない。
キャベツともやしのが蒸されて、甘くなる。
キャベツの間に揚げ玉(イカ入り)を、右手一杯つかんで挟みます。
昨年9月に植えた白菜は、猛暑で枯れました。
植え足した白菜は、横に広がるばかりで巻こうとしません。
仕方ないから、藁でしばりました。
いただく前に、花が咲きそうです。
大根一本を食べきるのに一週間かかります。
鍋料理に入れるような白菜は採れませんでした。
広がった白菜の葉を集め、蒸し焼きでいただきます。
2025年2月27日

絵のタイトルは、「夢は夜開く」です。
へたくそな絵です。
きっと、ナスが花を開く風情を描きたかったのでしょう。
赤子がすやすやと寝ている。
私たちも寝ている。
どちらも、懸命に生きようと息をしている。
夢の多くは、組み合わせの妙です。
年代を超えた、会うはずもない人々が夢に現れる。
あってはならない事故のようなハプニングの夢です。
今日のタイトルは、「「こうでなかったら」を検証」します。
多くの人々と会い交流する。
出会いと別れの連続です。
時期が熟し、ある人と人生を共に歩き始める。
決断ができなかった。
会うのが早すぎた、そして遅すぎた。
別れであり、道ならぬ恋です。
結婚もゴールではなかった。
大学に受からなかったら働いていたと、一発勝負の国立大受験に成功した。
この人に会わなかったら、人生が変わっていたかもしれない。
これは、今の人生を肯定する人々の想いかもしれません。
これしかなかった。
詐欺に遭い借金をする。
借金を返すために、しゃにむに働いた。
普通プラスオンのため努力をするうちに、20年が過ぎていた。
早く楽になりたいと、ギャンブルに手を出した。
人をだます側にいつしか舵を切っていた。
そして、さらに20年が過ぎた。
これが、普通の暮らしとなった。
なんのために生きて来た。
後悔ばかりの人生です。
「こうでなかったら」のもう一つの人生を生きることはできません。
もう一つの人生は、夢が多い幸せがいっぱいの妄想で作るでっち上げでしょう。
多かれ少なかれ、騙しだまされ生きている。
ある時は、自分にさえ嘘をつく。
押さえられない想いの自分と向き合ってきた結果が今です。
仮定の話(もう一つの人生)はバラ色だが透明と思うしかない。
色がある熱がある今を大切に生きたい。
だって、生かされている。
仮想の世界(もう一つの人生)に憧れることはやめて、
自分ができることを、楚々とやるしかありません。
(大谷語録みたいです)
ちいさな幸せを感じることから始めましょう。
今からでも遅くない。
未来は、自分で作れるはずです。
2025年2月26日
(あとがき)
爺っちゃんの世迷言です。
やらかしたことは、今はもう笑い話です。
30代までは、金を追うな。
自分のやりたいことをやってみろ。
40代になったら、これしかないと頑張った。
肯定も否定もしない。
これしかなかった。
(筆者)