ドイツ語のリンデンバウムは和訳すると菩提樹。
学生時代、ドイツの著名な声楽家ゲルハルト・ヒッシュが母校にやって来て、
一曲歌うと言う。
在学生全員が、講堂に集められた。
千人は優に超える。
学園の校長がドイツ人、カソリックの神父様であることが幸いしたと思われる。
世界的に有名なドイツのバリトン歌手である。
ピアノの伴奏も無く、壇上で紹介があったのみで、独唱を始めた。
その曲がシューベルトの「リンデンバウム」(菩提樹)である。
マイクもなく、朗々と歌ったその声は講堂の隅々にまで響き渡り、
満場の学生を一瞬にして魅了し、講堂内は水を打ったように静まり返った。
ボクのように音楽の解らない者にも、その歌声は心に響いた。
終わった時は、講堂が割れんばかりの拍手だったことは忘れられない。
ボクは当時、部活でサッカー部に所属して居たが、
そのサッカー部の同級生に独文(ドイツ語)科の友人がいて、
ちょうどドイツ語を「菩提樹」で教わっている最中であった。
心打たれていたボクは、この「菩提樹」をゲルハルト・ヒッシュのように、
ドイツ語で歌いたいと思い、その友人にドイツ語の歌詞を教えてくれと頼んだ。
そんな事で「リンデンバウム」と言う言葉が、
シューベルトの「菩提樹」の曲であることを知っているのだ。
Dietrich Fischer Dieskau Der Lindenbaum Die Winterreise
この曲を聴いていて、音痴であるが、まだ半分くらいはドイツ語で「菩提樹」が歌える。
学生時代、ドイツの著名な声楽家ゲルハルト・ヒッシュが母校にやって来て、
一曲歌うと言う。
在学生全員が、講堂に集められた。
千人は優に超える。
学園の校長がドイツ人、カソリックの神父様であることが幸いしたと思われる。
世界的に有名なドイツのバリトン歌手である。
ピアノの伴奏も無く、壇上で紹介があったのみで、独唱を始めた。
その曲がシューベルトの「リンデンバウム」(菩提樹)である。
マイクもなく、朗々と歌ったその声は講堂の隅々にまで響き渡り、
満場の学生を一瞬にして魅了し、講堂内は水を打ったように静まり返った。
ボクのように音楽の解らない者にも、その歌声は心に響いた。
終わった時は、講堂が割れんばかりの拍手だったことは忘れられない。
ボクは当時、部活でサッカー部に所属して居たが、
そのサッカー部の同級生に独文(ドイツ語)科の友人がいて、
ちょうどドイツ語を「菩提樹」で教わっている最中であった。
心打たれていたボクは、この「菩提樹」をゲルハルト・ヒッシュのように、
ドイツ語で歌いたいと思い、その友人にドイツ語の歌詞を教えてくれと頼んだ。
そんな事で「リンデンバウム」と言う言葉が、
シューベルトの「菩提樹」の曲であることを知っているのだ。
Dietrich Fischer Dieskau Der Lindenbaum Die Winterreise
この曲を聴いていて、音痴であるが、まだ半分くらいはドイツ語で「菩提樹」が歌える。