楽しんでこそ人生!ー「たった一度の人生 ほんとうに生かさなかったら人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」山本有三

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道しるべー理解に苦しむ

2012年05月04日 11時35分53秒 | つれづれなるままに考えること
京都市の地図を思い出しながら、考えていただきたい。

この道標は、三条通りにある標柱と石柱です。

京都の方は、よほど頭が良いのでしょうね。

この標柱が理解できるのですから。

ボクは余程頭が悪いのでしょう、理解できませんでした。



①「史跡 五条別れ道標」と書かれています。

石碑には、

②「右ハ三条通り」

「③左ハ五条橋 ④ひがし にし 六条大仏道」
           ⑤今ぐ満(ま)きよ水道」

と書かれています。

①は五条大橋への分岐点として、五条大橋へ別れて行く分岐点としての道標が、

史跡になっています。という標柱です。

次が問題です。

(五条大橋です)

(五条大橋袂の牛若丸と弁慶の像)

弁慶が夜な夜な出没して、武士の刀を集め、

いよいよ集めた刀が千本目になる時、牛若丸が通りかかる。

「あと一本で、千本だ。」と言って、牛若丸におどりりかかると、
 
身軽な牛若丸は、橋の欄干を左右にひらリひらりと、

弁慶のなぎなたをかわすシーンが像になっている。

この五条大橋の位置を頭に入れて考えて欲しい。


②「右ハ三条通り」
③「左ハ五条橋」 は文字通りの解釈で良い。

④「ひがし にし 六条大仏道」これが理解し難い。

(東へ行っても、西へ行っても 六条大仏への道)と読める。
正解は、(東・西本願寺の六条は(左ですよ)、
大仏のある方広寺の道も(左ですよ)
と言う意味らしい。

ここで「ひがし にし」が問題になる。京都の人には、

「ひがし」=おひがし=東本願寺
「にし」=おにし=西本願寺

なのである。ボクには、あるいは旅人には、
「ひがし にし」は東西南北の西、東でしかない。

⑤「今ぐ満(ま)きよ水道」これについてはさっぱり解らなかった。
京都の人には、「今ぐ満(ま)」は今熊野観音寺、
「きよ水」は清水寺への道(は左ですよ)と解釈するそうだ。

きっと(今ぐま)は「く」が濁点になっているところで、判断するのであろう、
(いまぐまかんのんじ)と読むらしい。

それにしても、京都の人は解るが、道標などと言うものは、

京都に詳しくない人が頼りにする物であるから、

何時間もかかって理解できるようでは、何の役にもたたない。

役にたたない例としての、史跡ならいざ知らず、

どうかと思いますね・・・・


コメント (6)
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