酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

鮭の美味しいとこ。

2012-03-23 | 酒風景
ふらりと、いつもの炉端に立ち寄る。

カウンターに座し、ふと見ると焼き場に良い景色。


こうして何かかにかがぶら下がって干されているのは、店の活気が伝わり気分が良い。
何より、好物の鮭ハラスである。

食べ頃はいつかと尋ねると、明日かな、うーん今日でもいいけど、せっかくだから味見してみてと女将。


鮭というかトラウトかなというものであったが、旨い。なんといっても強い炭火による炙り具合が非常に良い。
脂の熱が上がり、外側がさっくりとした食感。ハラスの美味しさがぎゅっと閉じこめられ美味である。皮もぱりっとしていて上出来だ。

遅い時間に行って良かった。午後6時のそれと10時のとでは、相応の違いがあろう。だから女将も勧めてくれたものと思われるが、久々の、炉端焼きならではの妙技を堪能し、「ああ切ない」なのだった。

うなぎの値段が高騰しているそうな。
そこいくと鮭は(一緒にするなと怒る人も多いか)冷凍品もあるおかげで、切り身に関しては価格は比較的安定している。
焼きたて鮭が食卓にある庶民のシアワセ。どうか平穏無事であってほしい。

というか、うなぎに関しては価格相場がどうこうでなく、絶滅危惧という問題であり深刻だ。