酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

もやしの髭を

2012-03-21 | こしらえた話。
取ってみた。

晩酌の肴に、モヤシの卵とじでも拵えようかと考えた時に、ふと思いついてやってみた。

髭を除くと味わいが良くなるというのはよく聞く話。多分、雑味が減るということなのだと思う。


確かに食感がよりすっきりとなった気もするが、苦労の割にはたいした問題じゃないな。
でも美味しい。こりゃ達成感の美味しさだ。

ところで…、ふと思い出した。


髭といえば、


ヒゲとボイン。


いやいや、そんな話じゃなくて

例えば誰かのために拵えたモノが、別に褒められようと思ってやっているわけでないにしても評価されないのは悲しいことだ。
なんて言うと世の奥様方の嘆きが聞こえてきそうだが、先日、とある食堂での話。
あるオヤジがくわえタバコで、。カウンターに並んだ定食用のお総菜を一つずつ指を指し、コレは何? コレは何?と尋ねる。ほとんどの品について確認しておきながら結局、「適当に頼むわ。喰えりゃ何でもいいんだ」というオチ。

自分的に耳に入れたくない、情けないセリフの上位にあるのがそれだ。あーあ。
それまで食べていたモノの美味しさが半減してしまったのだった。



話は違うが「うまけりゃいい」というのも、実はそれと紙一重なセリフだ。