俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

素心

2018年01月21日 | 俳句

冬晴れや 座して楽待つ 七十歳
(ふゆはれや ざしてらくまつ ななじっさい)
18958 【季語】 冬晴れ 【季節】 三冬


初暦 予定無ければ 白きまま
(はつごよみ よていなければ しろきまま)
18959 【季語】 初暦 【季節】 新年


天からの 迎え来るよな 日向ぼこ
(てんからの むかえくるよな ひなたぼこ)
18960 【季語】 日向ぼこ 【季節】 三冬


木を離れ 風と地で遊ぶ 木の葉かな
(きをはなれ かぜとちであそぶ このはかな)
18961 【季語】 木の葉 【季節】 三冬


可惜夜や やること過多の 冬一日
(あたらよや やることかたの ふゆひとひ)
18962 【季語】 冬 【季節】 三冬


手も出せぬ 三寒四温 過度なりき
(てもだせぬ さんかんしおん かどなりき)
18963 【季語】 三寒四温 【季節】 三冬


大寒や 玻璃の煌めき 歓喜あり
(だいかんや はりのきらめき かんきあり)
18964 【季語】 大寒 【季節】 晩冬
玻璃=ガラス 寒気?乾季?


臘梅や 透きし花弁 素心あり
(ろうばいや すきしはなびら そしんあり)
18965 【季語】 臘梅 【季節】 晩冬
素心(そしん)=偽りのない心。飾らない言葉。


冬日差す 煌めく波に 心揺る
(ふゆひさす きらめくなみに こころゆる)
18966 【季語】 冬日 【季節】 三冬


悴みて 更に乱れし 我が書かな
(かじかみて さらにみだれし わがしょかな)
18967 【季語】 悴む 【季節】 晩冬