俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

掛柳(かけやなぎ)

2018年01月05日 | 俳句

松小枝 一本でする 松飾り
(まつこえだ いっぽんでする まつかざり)
18673 【季語】 松飾り 【季節】 新年


輪飾の 有無大小も 様々に
(わかざりの うむだいしょうも さまざまに)
18674 【季語】 輪飾 【季節】 新年


神社 注連縄飾る 父娘あり
(かみやしろ しめなわかざる おやこあり)
18675 【季語】 注連縄 【季節】 新年


今日までが 正月として もう五日
(きょうまでが しょうがつとして もういつか)
18676 【季語】 五日 【季節】 新年


松の内 帰省終えしも まだ続き
(まつのうち きせいおえしも まだつづき)
18677 【季語】 松の内 【季節】 新年


初御空 晴れが多きは 良き年か
(はつみそら はれがおおきは よきとしか)
18678 【季語】 初御空 【季節】 新年


日の本も 生まれ変わるや 四方の春
(ひのもとも うまれかわるや よものはる)
18679 【季語】 四方の春 【季節】 新年


喰積も 絶えて久しく 店屋もの
(くいづみも たえてひさしく てんやもの)
18680 【季語】 喰積 【季節】 新年
喰積(くひづみ)= 重詰 重詰料理 組重 食継ぎ
現在でいう「おせち料理」。
本来は年賀の客をもてなすための儀礼的な取り肴。
三方にいろんな縁起物を積み上げて饗し、年頭の挨拶を交わした。
次第に形骸化し、実用的には別に重詰の料理を用意し、
饗応と家族の食用に供した。


新築の 建付け軋む 隙間風
(しんちくの たてつけきしむ すきまかぜ)
18681 【季語】 隙間風 【季節】 三冬


銀ブラの 窓に見付けし 掛柳
(ぎんぶらの まどにみつけし かけやなぎ)
18682 【季語】 掛柳 【季節】 新年
掛柳=結び柳=茶道の正月行事の飾り物。
http://www.shacho.co.jp/html/ude/sadou/musubi.html
を参照下さい。


乗初は 1番E席 隅の隅
(のりぞめは 1ばんEせき すみのすみ)
18683 【季語】 乗初 【季節】 新年


静電気 生きてる証 冬旱
(せいでんき いきてるあかし ふゆひでり)
18684 【季語】 冬旱 【季節】 三冬


夢初め 別れの遠吠え いつまでも
(ゆめはじめ わかれのとおぼえ いつまでも)
18685 【季語】 夢初 【季節】 新年


松の内 母の転びで 幕を引く
(まつのうち ははのころびで まくをひく)
18686 【季語】 松の内 【季節】 新年


五日はや 過ぎていつもの 昼寝癖
(いつかはや すぎていつもの ひるねぐせ)
18687 【季語】 五日 【季節】 新年



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1月5日 寒椿

2018年01月05日 | 俳句暦


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