俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

薄氷(うすらひ)流る

2018年01月19日 | 俳句

冬の山 古里遠き ボタの山
(ふゆのやま ふるさととおき ぼたのやま)
18928 【季語】 冬 【季節】 三冬


一月の ライスカレーは 土の色
(いちがつの らいすかれーは つちのいろ)
18929 【季語】 一月 【季節】 晩冬


蒼天の 怒りと憶ゆ 厳寒は
(そうてんの いかりとおぼゆ げんかんは)
18930 【季語】 厳寒 【季節】 晩冬


三角の 藁蓑帽子 寒牡丹
(さんかくの わらみのぼうし かんぼたん)
18931 【季語】 寒牡丹 【季節】 三冬


二日月 勢いありし 寒の晴
(ふつかづき いきおいありし かんのはれ)
18932 【季語】 寒の晴 【季節】 晩冬


明石の海 大波小波 冬の海
(あかしのみ おおなみこなみ ふゆのうみ)
18933 【季語】 冬 【季節】 三冬


冬銀河 負けぬ大橋 ライトアップ
(ふゆぎんが まけぬおおはし らいとあっぷ)
18934 【季語】 冬 【季節】 三冬


大根は 白くて辛く 船灯
(だいこんは しろくてからく ふなあかり)
18935 【季語】 大根 【季節】 三冬


新月や 煌めき強き 冬銀河
(しんげつや きらめきつよき ふゆぎんが)
18936 【季語】 冬 【季節】 三冬


迷い道 東西南北 雪ばかり
(まよいみち とうざいなんぼく ゆきばかり)
18937 【季語】 雪 【季節】 晩冬


万歳や ボケツッコミ無き 笑い欲し
(まんざいや ぼけつっこみなき わらいほし)
18938 【季語】 万歳 【季節】 新年


年古りて 焚火の記憶 泪あり
(としふりて たきびのきおく なみだあり)
18939 【季語】 焚火 【季節】 三冬


洗濯に 萬札縮み 日脚伸ぶ
(せんたくに まんさつちぢみ ひあしのぶ)
18940 【季語】 日脚伸ぶ 【季節】 晩冬


日脚伸び 萬札伸びて いのち伸ぶ
(ひあしのび まんさつのびて いのちのぶ)
18941 【季語】 日脚伸ぶ 【季節】 晩冬


寝覚めての 目覚ましの音 日脚伸ぶ
(ねざめての めざましのおと ひあしのぶ)
18942 【季語】 日脚伸ぶ 【季節】 晩冬


点滴の 液の滴り 日脚伸ぶ
(てんてきの えきのしたたり ひあしのぶ)
18943 【季語】 日脚伸ぶ 【季節】 晩冬


みどりこや いまはどうして 日脚伸ぶ
(みどりこや いまはどうして ひあしのぶ)
18944 【季語】 日脚伸ぶ 【季節】 晩冬


温暖化 薄氷流れ 川氾濫
(おんだんか うすらひながれ かわはんらん)
18945 【季語】 薄氷 【季節】 晩冬


他国でも 薄氷流る 被害あり
(たこくでも うすらひながる ひがいあり)
18946 【季語】 薄氷 【季節】 晩冬


どんど焼き 焚き火にあらず あたりなや
(どんどやき たきびにあらず あたりなや)
18947 【季語】 どんど焼き 【季節】 新年



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