俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

冠の星

2018年01月12日 | 俳句

朝体操 息荒くなり 白くなり
(あさたいそう いきあらくなり しろくなり)
18788 【季語】 息白し 【季節】 三冬


雪合戦 終わりし後は 雪達磨
(ゆきがっせん おわりしあとは ゆきだるま)
18789 【季語】 雪合戦 【季節】 晩冬


雪の空 皿と匙をば テーブルに
(ゆきのそら さらとさじをば てーぶるに)
18790 【季語】 雪 【季節】 晩冬


温暖化 LEDの 冬灯
(おんだんか LEDの ふゆあかり)
18791 【季語】 冬 【季節】 三冬


人形の 瞑りて見ゆる 寒夜かな
(にんぎょうの つむりてみゆる さむよかな)
18792 【季語】 寒夜 【季節】 三冬


歳時記は 二つに割れて 冬旱
(さいじきは ふたつにわれて ふゆひでり)
18793 【季語】 冬旱 【季節】 三冬


松過ぎて 感極まりし 嗚咽あり
(まつすぎて かんきわまりし おえつあり)
18794 【季語】 松過ぎ 【季節】 新年


二度三度 雷鳴りて 冴ゆる空
(にどさんど かみなりなりて さゆるそら)
18795 【季語】 冴ゆる 【季節】 三冬


マフラーも カメラに勝てず 滑り落ち
(まふらーも かめらにかてず すべりおち)
18796 【季語】 マフラー 【季節】 三冬


浪花にも 雪催いから 吹雪へと
(なにわにも ゆきもよいから ふぶきへと)
18797 【季語】 吹雪 【季節】 晩冬


寒の水 一気に飲むは ほどほどに
(かんのみず いっきにのむは ほどほどに)
18798 【季語】 寒の水 【季節】 晩冬


寒梅や 墓と池越え 紅白蝋
(かんばいや はかといけこえ べにしろろう)
18799 【季語】 寒梅 【季節】 晩冬


寒月や 烏賊釣船は 灯をともし
(かんげつや いかつりぶねは ひをともし)
18800 【季語】 寒月 【季節】 三冬


闘鶏や 負ければ喰える 鍋料理
(とうけいや まければくえる なべりょうり)
18801 【季語】 鍋料理 【季節】 三冬


寒卵 混ぜるに手間も 掛ご飯
(かんたまご まぜるにてまも かけごはん)
18802 【季語】 寒卵 【季節】 晩冬


大相撲 国技名ばかり 酷技なり
(おおずもう こくぎなばかり こくぎなり)
18803 【季語】 大相撲 【季節】 初秋


藁蓑の 三角帽子 寒牡丹
(わらみのの さんかくぼうし かんぼたん)
18804 【季語】 寒牡丹 【季節】 三冬


引力も コアの回転 冬地球
(いんりょくも こあのかいてん ふゆちきゅう)
18805 【季語】 冬 【季節】 三冬
コア回転→自転→引力


墨を擦り 筆で書きたり 初俳句
(すみをすり ふででかきたり はつはいく)
18806 【季語】 初俳句 【季節】 新年


寒の星 龍虎鷲と 大暴れ
(かんのほし たつとらわしと おおあばれ)
18807 【季語】 寒星 【季節】 三冬