駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

Play For WATTS(その3)

2007年05月05日 | ライブレポ
Play For Wattsでの出演バンドは全部で8ユニットだったが、きちんと単独でライブ活動を行っているバンドとしての出演は開始から中盤までの5バンドで、終盤はわっつーゆかりのミュージシャンでのセッションぽい感じだった。
先に紹介した「アキラ&The Oldies」以外の“バンド”を紹介しよう。

ライブ開始は「Bright Flower」からだった。

しょっぱなの多少かたい雰囲気の中、独特のカラーを持ったバンド・サウンドで淡々とステージをこなしてくれた。
オレは、つい先日彼らのステージを“ハウス・オブ・クレイジー”で見ている。
ファッショナブルなリズムの中に、時折激しいサウンドを織り交ぜたオリジナリティがあるバンド、という印象を持っっていた。
実際、そのままのステージを見せてくれた。若いバンドなのかなと思っていたら、バンドリーダーの中島氏はasaとは古い付き合いらかった。
はじめはオレは何かと慌ただしくて、しっかり聞いていられなくて残念だった。
また聞く機会もあるだろう。その時はじっくりと聞かせてもらうぞ。

次は、「Andrew」である。

豊橋っちゅうか東三河の、いやニッポンを代表するHM(ヘビー・メタボリック)バンドである!?
彼らはこのライブの後、“ハウス・オブ・クレイジー”でのダブルヘッダーだった。しかしそんな素振りを見せもせず、あとさき考えずにビールをがぶ飲みしていた。
オープン前の11:00には、既にバンマスの○藤君はグラスを傾けていた。そして、店の内外で彼に合うたび、片手にビールがあった。飲め食え太れ!いやあ、いい心がけであるぞ。
演奏面においては、文句のつけようがない。
見れば見るほど、良くなっている。どんどん面白くなっている。
CDが出るのが待ち遠しい。悔しいからあんまり頑張るな。
ドラムのゴンちゃんはオレのお気に入りドラマーだ。潔いドラミングは気持ちがいい。って同じことを前にも言ったか?
この日、あとでゴンチャンと話ができた。嬉しかったなあ。
ギターのキンちゃんはすごいテクだ。ギターのことはオレは白痴だけど、上手いなあぐらいは分かる。キンちゃんとも話ができた。嬉しかったなあ。
演奏は、後半は残念ながら殆んど外で聞いていた。
オレはぐずる子供の機嫌取りとカメラマンが忙しかったのだ。

そして、「Plastic Soul Amanda」だ。

こいつらかっこよすぎる。
そして、凡人のオレから見ると天才の集まりだ。
ギター・ボーカルのヒロナオは曲作りのセンスが抜群だし、ステージングがカッコイイし、言う言葉がない。ギターもベースも自在に持ち替えて、メインボーカルも、コーラスも自在に歌い分ける。すごい男だ。単にオレがファンというだけかも知れんが。
ベース・ボーカルのトオルちゃんは、最強のロック・ベースを弾く。
何であんな芯のあるベースが弾けるんだ?っていつも思う。カッコいいロッカーである。
わっつへの思いを語ってくれていたが、オレは子供をあやすのが忙しくロクに聞いていなかった。
ドラムの藤原君もハイテクドラマーだ。安定したビートはバンドの屋台骨だ。いつでも安心して見ていられる。
ギター&キーボード・コーラスのケイゾーはなんでも器用にこなす。先に出演した「Mizuno Stars Beatles」の頭脳担当として1曲15分のすごい曲を作ってみんなをあっと驚かせた。「Mizuno」とはケイゾーのことで、バンマスなのだ。
メンバーは「P・S・A」の二人とasaである。で、これがその演奏風景。

ディスコ・ビートのドンカマに合わせての演奏。ドラムレスだ。今度オレにそのディスコ・ビートを生ドラムで叩かせてくれ!

「P・S・A」の演奏の時間、オレは子供が海岸で遊ぶのを監視しており、外で聞いていたほうが多かった。

バンドではないけれど、わっつにとって切り離せない人がいる。
「ジョージ石田氏」である。

豊川、豊橋では、ミュージシャンなら知らない人はいない。
わっつやasaがビートルズのイロハを教えてもらった人なのである。
わっつだけじゃなく、今回集まったビートルズ系アマチュアミュージシャンの大抵の師匠と言ってもいい。
今回も、ステージではわっつの思い出を語りつつ、ゆかりの弟子ともいえるメンバーをステ-ジに呼びつけて自由気ままなステージを行っていた。
この人は年をとらない。この日もバイクで駆けつけ、「自転車置き場がなくて停めれない!」と叫んでいた。どうやら店の周辺は、足場が悪くてバイクを安定して停められず、ずいぶん店の周りを行ったり来たりしていたらしい。
この人がいて、この地でわっつが音楽家になったのだ。
演奏は半分くらいは聞いていたが、オレは子供の寝かし付けが忙しかった。

そして、「ケンヤワンヤ」

おまけだ。
asaの隣で歌うデブは「ケンヤ」というやかましい男だ。
ま、キュートな男だ。
もしケンヤがリーゼントで決めたら、映画「グローイングアップ」に出てくるいじめられキャラのデブ主人公に似てるんじゃないかといつも思っていた。
オレは階上でリーゼントを作っていたので、殆んど見ずに音だけ聞いていた。
わっつが亡くなる直前にオレ達とレコーディングしかけた「バーバラ・アン」時代のオリジナル曲、「ロング・ビーチで頬寄せて」という歌を歌っていた。
泣かせるじゃないか。
そういえば、「バーバラ・アン」時代のギタリスト、清水君も娘さんを連れてきてくれていた。久しぶりに海岸で互いに子供を見ながら昔話をした。懐かしかったなあ。
ケンヤは声だけはいいので、殆んど音だけしか聞けなかったがそれでも満足だった。

何だかんだと、オレは演奏するとき以外は、写真を撮っているか海岸で子供と遊ぶか、子供をあやしているかのどれかが多かった。
余談だが、最近ブログタイトルを変えたAndrewの○藤君にならって、オレも「hey3の中年子育て日記」か何かにしようかと思うことがある。
全然話が違ってしまった。
最後に、「The Watts Tribute Band」の画像だ。

来年の5月3日もまた演奏したいと思う。
また、わっつの作ったたくさんの曲を、まだ知らない人に聞いてもらいたいと願う。CD作成を早く実現したいと思う。

とにかく、死んでしまってもわっつはここまで愛されている。
オレが死んでも「hey3」などという喫茶店やライブ・ハウスはできない。
オレが死んでも、オレの作った「浜松ルンバ」は誰も歌ってくれないだろう。
オレは嫉妬心を覚える。
どう考えてもやつはシアワセじゃないのか?

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Play For WATTS (その2) | トップ | 子供の日恒例“ギター小僧NIGH... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
わんばんこ (ジョージ)
2007-05-11 22:41:55
今日、うちのお客さんが教えてくれたので、ブログ覗かせていただきます。先日は大変お疲れ様で、わたしもクタクタ(オートバイ止めるだけで、、)でした。ワッツもいい友達、たくさん もちましたね。みな、私が見込んだだけある人物ばかりでした。heyさん、今度また一緒にやりましょう。ほんとにネ!。CAROLなんか、どお?、、あ、もう、やったっけ。じゃ、GSだな。ロックっぽいGS。ゴーゴーガールそろえますので、、。でも、あのころハタチ前後だったから、もう40すぎた熟女、だな。それはそれで、怪しくてイイかも。
返信する
お疲れさまでした (hey3)
2007-05-12 08:23:10
>ジョージさん
コメントありがとうございます。
わっつーは本当にたくさんの人に愛されているって良くわかりました。
CAROLやりましたね!楽しかったっけ。今では杉木君が渥美さんと永ちゃんバンドやってるそうですよ。
GSだったらたいがいは即OKっすよ!GOGOガール!笑える!
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ライブレポ」カテゴリの最新記事