駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

欲しいドラムセットの続き

2010年09月17日 | ドラム&パーカッション
ついつい思い出話になりがちなんだけど、最初に手に入れたドラムセットはパールの「バレンシア」だった。
ジルジャンのハイハットやパールのジュピターっていうスネアを買う前の話だ。
通販で5万5千円で買った。
当然月賦だった。
つか、これは自分で払い切れずにしまいには親父に叱られつつも、払ってもらった。
バスドラ20インチ、フロア14インチ、タム12インチ、スネアは木胴の14×5インチ。
スタンドやペダルや椅子、スティックとつのだひろ先生の教則ソノシート付きだった。
その場で組んだら即叩けるセットだ。
今思い出しても安っぽい作りでね、シェルは薄いベニヤ合板。
ヘッドは薄くて、叩くとすぐに傷つくしコーティングが禿げてくる。
シンバルに至っては、ペラペラの真鍮か何かの薄い金属板で、叩いた瞬間にひん曲がってベコベコになる。
叩いたら「シャーン」という澄んだ音が欲しいんだけど、実際は「ゴワン」としかいわない。
ハイハットシンバルはスティックの跡が波打って、当時超人気のパイステのサウンドエッジみたいになったが、悲しいかな似ても似つかぬ代物だ。
これが、ジルジャンのハイハットを買うきっかけになったというわけ。
当時、ドラムなんて楽器は贅沢品だったんだと思うけれど、今の金額にしてみたら高い買い物だったと思う。
品質も今では良くなってるし、デフレで値段も安くなってるから、通販のドラムセットなんてニッキュッパとかサンキュッパぐらいで入門用キットのフルセットが手に入る。
物のない時代と比べたら信じられないね。
今はいい時代だ。

ドラムメーカーとしては当時は国産では「パール」と「ヤマハ」しか知らなかったけれど、その後は「タマ」とか「ネギ」とか素晴らしいドラムメーカを知り、最近では「カノウプス」なども多くのプロドラマーが使用していることでよく知られている。
自分が新しくドラムセットを買うならば、どこのメーカーを選ぶかってことも楽しい悩みだ。
現在自分が使っているドラムセットは、ヤマハ、タマ、パールの3社のセット。
「ヤマハ」は浜松の超老舗メーカーだし、「ネギ=NEGI」社は浜松の自分たちが借りてるスタジオの近所にあり、自分だけのセットをオーダーして作ってもらうっていうのも夢のまた夢だ。
唯一、今まで縁がなかったのが「カノウプス」だ。
実に興味深いドラムメーカーで、ハードウェアでは軽量のシンバルスタンドやハイハットスタンドなどで重宝している。
海外のメーカーもいいことは知っているけれど、ここは国産品がいい。
こんな時代だもの。地産地消でいきたい。
それも、中国やインドネシアで作っているものより、ニッポンで作っていたらうれしい。
次に買いたいセットというならばカノウプスかな、でもな~、あっちもいいなこっちもいいな、なんていうのが楽しみなこの頃である。
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