駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

映画の人気が吹き返している点について

2017年08月10日 | 映画
映画ファンというのは、その昔の白黒フィルムの時代からずっといたわけで、映画がメディアの最先端だった頃は娯楽の殿堂だったのである。
自分も幼少の頃、父親に連れられて白黒映画を見に行って、映画の始まる前にニュース映画が流れて驚いたことを覚えている。テレビというものが家に来る前だったので、映像でニュースを見るのが初めてで、まさに目を白黒させて見入ったという(笑)
当時見た映画は、勝新太郎の「座頭市」などの時代劇が印象に残っているが、「キングギドラ」とか「モスラ」などのゴジラシリーズや「大魔神」なども地元の映画館で見た記憶がある。

その後、TVの普及により映画人気は衰退していったことは当然の流れではあるけれど、TVでは得られない迫力の映像と音響の世界は駆逐されることはなかった。
高校生の頃は、地元の映画館はつぶれて浜松や豊橋の映画館へ出掛け、洋画を観ては遠い世界に胸を躍らせたものである。
その頃の邦画は、日活ロマンポルノや東映のやくざ映画などが主流だったりして、あまり興味も起きなかった。ポルノはちょっとだけ隠れて見たけど(笑)

映画人気が吹き返したのは、シネコン(シネマ・コンプレックス)が各地に出来てからと言われる。豊橋にできたのは20年ほど前だと思うけれど、当時は豊橋に住んでいなかったにもかかわらず、非常に便利に思い車で通ったものだ。

そして、近年の映画人気はすごいと思う。
休日の朝などは、チケット売り場が長蛇の列になり、上映時間に間に合わなくなることもあるほどだ。夜の最終上映時間も以前は貸し切り状態だったのに、最近は結構な賑わいである。人のことは言えないが、高齢化に伴って自由な時間を得たシニアファンが増えているのでしょう。
その人気の原因は、言わずもがなコンテンツの豊富さとレベルアップである。
自分は長らく洋画ファンだったので、何を観るか迷ったとしてもアニメや邦画を選択することはほぼなかった。
ところが、ここ数年のアニメと邦画のレベルアップがすごいのは周知のとおり。たっぷり金をかけたハリウッドの壮大さをはるかに凌ぐ、内容の充実ぶりである。
なので、このところは月に数回映画館に足を運ぶうち、選択肢が広がって半分はアニメである。
「君の名は。」は大ブームになる少し前だったけれど、前評判に誘われて場内は老若男女年齢層も幅広くて、ほぼ満席だった。
つい先日、ウチの小学生のお付き合いをして「怪盗グルーのミニオン大脱走」を観て腹を抱えて大笑いした。吉本新喜劇のように、「後で何にも残らない」笑いが欲しければそれがあり、大迫力の映像やハイレベルの音楽も得られる、痒い所に手が届くサービス満点なのが最近のアニメである。
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