駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

『ドライブ・マイ・カー』

2022年02月15日 | 映画
2月15日(火)本日のJOG=15分
先週金曜日に久々に映画館へ行って、ザ・ビートルズの『ルーフトップコンサート』を観てきたばかりですが、今日はまたビートルズ繋がりの『ドライブ・マイ・カー(監督:濱口竜介)』を観てきた。
ルーフトップコンサートは、約1時間というあっちゅう間に終わってしまう映画でしたが、こちらは3時間越えと3倍長い。。。
第74回カンヌ国際映画祭脚本賞をはじめ、第94回アカデミー賞作品賞、監督賞、脚色賞、国際長編映画賞の4部門ノミネートだとか話題絶賛の映画。豊橋でもちょうど特別上映中という事で、終わっちゃわないうちに観に行ったというわけ。
主演はご存知、西島秀俊。TVドラマ見ればやたら出ている超売れっ子俳優さん。『真犯人フラグ』見てます。。。
日本人だけでなく、舞台俳優として韓国などの外国人が出演していて、何となく不思議な感覚の映画でした。演劇界を中心にした内容の映画ですが、演劇は全く知らないので、チェイホフ?ナニ?と思いつつ、舞台のシーンは迫力あって、「ええやん」って感じ。
しかし、人の内面を扱う映画は1回見ただけで理解するのは難しいな。評判がいい映画だから、めっちゃ感動するとか泣けるというわけでもなく、3時間観終わって、「ふう~」とため息ついて静かに立ち上がるお客さん。オレも含めて。

「ドライブ・マイ・カー」は、当然ながらザ・ビートルズの6枚目のアルバム『ラバー・ソウル』の先頭曲なんだけど、曲とこの映画とは接点はない。
原作はモチロン村上春樹の小説なのだが、この作家は小説のタイトルにザ・ビートルズの名曲を使うことがあるというだけの繋がりなのだ。「ノルウェイの森」なども夢中になって読んだもんです。
実は、映画の中のどこかで「ドライブ・マイ・カー」が流れるんじゃないかと期待していました。ドライブが始まるところで軽妙なジョージのスライドギターのイントロからリンゴのフィルが流れたら、いかにもドライブシーンにぴったりだなんてね。
でも実際は、ベートーベンのクラシックが流れる程度で「ドライブ・マイ・カー」は流れましぇん。主人公が舞台役者兼脚本家の話だけに、長台詞が続いたり無音、そしてエンジン音。
でも、どうやら版権か何かの事情で、曲は流さないんじゃなくて流せなかったようです。しかも、コロナ禍でロケ地を韓国から広島へ変更するという苦労があってやっと完成させることができた映画とのことです。
予備知識なしで観たもんだから、後で余韻が残ったままこういう情報を知ると、ああそうかあ、なんて一人で納得したりして。そういうのも映画の楽しみの一つでもあります。

長い映画なので、始まる前にトイレに寄らないと持ちましぇん。今回も終盤トイレに行ったお客さんがいたけれど、年をとると膀胱の伸縮性が弱るので持たなくなるじゃんね。利尿効果のあるビールもコーヒーなんかも厳禁です。。。
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