駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

ロックサウンド

2013年04月09日 | ドラム&パーカッション
4月9日(火)
昨日から、ものすごく考えています。
何といいますか、反省も含めて冷静に考えています。
日曜日に行われたハートランドさんでのライブ音源を聞いてみましたが、やっぱりねという感じ。
ドラムのサウンド面なんですが、ものすごくロックしてて、「ズドン」とか「ドシン」という低音が効いていて、それはそれで気持ちのいいロックサウンドなのですが、オールディーズというジャンルにしては、ちょっとロックし過ぎるんですよね。
ていうか、ドラムセットがカノウプスの刃君なんで、骨太のロックサウンドっていうことがまず第一の原因なのは百も承知ですけど。
もう6回めの演奏ということでその辺は承知しているはずなんですが、今までは演奏することに必死で、そこまで考える余裕がなかったみたいな感じでした。
そもそも、会場のハートランドさんは、造りがコンクリート打ちっぱなしなので残響はハンパないのですが、お客さまが約150名もいらっしゃれば、残響など気にもならなくなるはず。
その状態で、ドラムのサウンドがバスドラやタム類のローがスゴイ鳴りをしていて、ドラマーとして気になっちゃうんですよ。
いや、ロックドラムといてはいい音なんですけどね。。。
しかし同じキットでも、会場の小ぶりなサイモンさんではタム類のローより、スネアやハットのハイが大きくてこれまた気になるんですよね。
会場の違いがこんなに大きなサウンド面での違いを生むということを、今頃ですが改めて感じたわけです。
実は、会場の広さゆえにベードラはマイキングしていたんですが、ローはかなりカットしてアタックだけ拾った状態でした。
なにが問題なのか。
なんて思ったら、結局は自分の中にその問題があったわけですよ。
SOUL FINGERというバンドは、オールディーズの名曲を演奏していますが、基本はロックンロール・バンドなんだ、という勝手な考えというか思い込みが自分の中にずっとあって、やっぱりドスンドスンという音色を求めていたというのが、事の発端なんだとわかりました。
厄介な問題意識を持ってしまったわけですよ。。。
客席で聞いたらどうかとか、冷静に比べてみたいんだけどね。
それだけじゃなくて、ノリの問題もあるわけでして。

熱くなってるオレです。。。

最後の演奏の後、帰られるお客さまをメンバーが並んでお見送りするというのが、ハートランドさんでの我々の習わしなんですが、その時にずっと応援してくださっている旧知の常連さんであるY氏から「今日は速かったよ」と言われました。
そこで、ハッと気付いたわけです。
ロックに拘り過ぎていたんじゃなかろうか、ということをですね。
確かに終盤は、これでもかって感じでお客さまを煽っていましたからね。
今回は特にお客さまの熱気がすごくて、こちらが煽られていたということに気付かずに、テンポアップし過ぎてダンスがしにくかったようです。
う~む。
それを超反省していたわけであります。
今までの思い込みを、一旦リセットして、もう一度「サウンド」「ノリ」「テンポ」というものを丁寧に考えていこうと思ったという、なんちゅう情けないお話でした。
とりあえず、今週の金曜日は、やっつけ仕事じゃない演奏をしようと思います。
あ、そんなん当たり前だわな。
コメント
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