ほんとなら・・・遊覧船~ケーブル~バスと乗り継いでお参りするらしい。
・・・・のを、ショートカットで、この度マイカーでやってきました。がぁ、
車でも、かなり急こう配の成相山の成相寺(なりあいじ)。
標高569mの成相山の中腹に、お寺がございます。
それでも、山門から本堂まで、300m、石段を上がってまいります。
まず、目に付いたのが、綺麗な朱色の五重塔
鎌倉時代の形式で、平成に修復・再現されたもののようで。
なので、綺麗なのねん。
一人の僧が大雪の中、修業中に、深雪のため、身動きもとれず、誰もおらず、
食糧もなくなり、餓死寸前で・・・・ どうか食糧をと、本尊に祈ると、
堂の外に傷ついた鹿が。
悩み抜いた揚句、肉食の禁戒を破り、鹿の腿を削いで鍋に入れて命を繋いだと。
そして、雪も消えた頃、人々が帰ってきて、本尊の腿が切り取られ、鍋に木くずが
驚いて、その木くずを拾って腿に付けると、あら、元通り。
観世音菩薩様が、身代りになってくらしゃった~ってことで、
願い事が必ず成り合う(=叶う)寺として、成合(相)寺と、名付けられたそうな。
さて、先に進んでいくと、
これが有名な”撞かずの鐘”を納めた鐘楼。・・悲しい伝説を秘めております。
・・・・・・・・・・・・・・
この撞かずの鐘の横の石段を上がっていくと、
今度は立派なお地蔵様。このお方、”一言一願地蔵”(ひとことのじぞう)
唯1つ、一言でお願いしたら、どんな願い事も叶えてくれるらしい。
んな・・・・急に言われたって。しかも、”ひとこと”で。
うん。ほんと、叶って欲しい。
閃いた願い事。・・・『脱・便秘』
お願いしましたよ。一言一願地蔵さま。
本堂の前には・・・鉄湯船(てつゆぶね)
日本三大鉄湯船のひとつ。らしい。
(成相寺・智恩寺・東大寺。だそうです)
正応三年(1290年)鋳物師、山河貞清。
お寺の湯屋で、湯船として使用していたもので、
直接入るのではなくって、沸かしたお湯をこれに入れて、かかり湯をするために使ったとか。
その後、薬湯を沸かして怪我や病気の人を治療したともいわれておりまする。
さて、本堂へ
開祖は真応上人、創建は慶雲元年(704年)、
ご本尊は木造の聖観世音菩薩。
身代り観音様にございます。
秘仏になってるので、直接お目にかかれません。
本堂内、もちろん撮影禁止。
ですが、一カ所だけ、撮影OKなところがこれ。
左甚五郎作”真向いの龍”
御朱印をいただきます。
圓通閣って書いてあるそうな。
正しくは、圓の中の”口”が”ム”になってる字ですが、出せませんでした
成相山 成相寺
http://www.nariaiji.jp
京都府宮津市成相寺339
TEL 0772-27-0018
拝観 8:00~17:00
てへ
成相寺から、歩いて30分、車で5分(って、もっとかかったさぁ)
標高500mの所まで、登っていきますと
天橋立を一望できる、パノラマ展望台があります。
この日は少し、もや~ってなってて、鮮明さには欠けましたが、
ほんとに、パノラマ。素晴らしい景色が広がっております
そのまま、カメラにおさめる技術が無いのが、残念でなりません。
もう、ここで天橋立の景観は楽しめたので、
傘松公園とか、すっとばす事にして、そのまま下山。
ケーブル駅付近で、お土産物物色して、
ちと、休憩はぁ、
丹波篠山の黒豆ソフト
黒いのんが、確かに練り込まれたバニラ。
ご当地、珍しいソフトクリームがあったら、手を出さずにいられない。
仄かに、黒豆風味っていうより・・・ゴマ味に似てる。
美味しいし。何だか体に良さそうなソフトクリームでした
ここ