超兵器磯辺2号

幻の超兵器2号。。。
磯辺氏の文才を惜しむ声に応えてコンパクトに再登場。
ウルトラな日々がまたここに綴られる。

ドリームチーム

2011-10-24 04:47:30 | ホビー
小中学生の頃、コインゲーム機と言えば学校帰りの駄菓子屋の店舗横に何機かあるものだった。最も得意だったのは「ブロック崩し」で相棒のガンさんとともに「一つのラケットだけで5面全部クリア」なんて芸当も朝飯前(死語?)だった。
中学後半くらいで「インベーダーゲーム」なるものが大流行したが、「不良への一本道」ということでPTAに禁止されてしまった。
当時インベーダゲームは喫茶店のテーブルにあることが多く、店そのものに行く機会は無かったのだが、そのうち「ゲームセンター」なる施設が現れ、PTAにとっては新たな「不良の魔窟」と位置づけられてしまった。
部活が忙しくてかつ、それほど興味も無かったので成人するまでほとんど「ゲームセンター」など足を運んだことは無かった。時間と金の無駄にしか思えなかったのである。(ちなみにパチンコ屋は今まで旅行先で4回入ったことがある)

数十年の長いブランクの後、ウルトラ物がクレーンゲームに現れるようになってから、ゲームセンターというものに足を運ぶ機会が増えた。
「バンプレスト」というメーカーで店頭では販売されていない大きなフィギュアがクレーンゲームに現れ、何回も挑戦しているうちに500円(普通3回できる)でほぼ百発百中欲しい景品をGETできるまでの腕になった。
ちなみに我が家のリビングにずらりと並ぶウルトラ戦士&怪獣はすべてクレーンゲームの景品である。(ガシャポンは重複が痛いので「大人買い」するようになってしまったが)

息子甘辛が幼稚園に上がるくらいから「カードゲーム」というものを一緒にやるようになった。一番最初が「ムシキング」である。いくつか亜流があったような気がするが、本流はその次「ドラゴンボール」、次が「ウルトラ大怪獣バトル」だった。。。(かなり間を端折った)
これらのゲームはコインを入れ、ゲームを楽しむ前か後に1枚のカードが出てくる。このカードの価値にものすごい格差があって、爆レアと言われる(1000枚に1枚)キラキラ光るカードなどはショップに行くと何千円という価格がついて売られていた。
「ムシキング」の「ヘラクレスオオカブトムシ」は1万円、「ドラゴンボール」の「スーパーサイヤ人Ⅲの孫悟空」に至っては29800円という札を見た。

息子はその後、いわゆる本場のゲーム機を使わないカードゲームに嵌っていった。ポケモンやデュエルマスターズと言われるものである。私はその手のもので屋内で遊ぶ習慣が無かったので一旦離れていった。
中学生になって甘辛はどういう訳か、「太鼓の達人」の腕を磨き始め、今や「むずかしい」よりもはるかに難関という「鬼」そのまた先の「3倍」なる普通の画面では現れない謎のコースにまで手を染めている。
彼が再びゲームセンターに足を運ぶようになって、今夢中になっているのが「WCCF(ワールドクラブチャンピオンフットボール)」というシミュレーションゲームである。1回やり出すと1時間くらい続けることになる。

        

普通のカードゲームと異なり、いきなりゲーム機の前にたってもプレイすることができない。まずスターターパックというものを購入する。その中には選手カード11枚とクラブチームカード(記録用ICカード)が入っている。
このクラブチームカードに監督名(大抵自分)やその生年月日、チーム名などを登録する。つまり「自分のチーム」を構成するわけである。
目の前のスクリーンにはサッカーのフィールドがあり、それぞれ自分の手持ちの選手カードをポジション別に置き、サブメンバー(5名まで)を登録してゲームを始める。1ゲーム(クレジット)で1枚、世界のプロサッカー選手のカードが出てくる。

プレイヤーは監督としてゲーム中は各選手をボタンで動かすところはまっすぐ棒に3人ずつくらい人形がついてくるくる回す昔のサッカーゲームと似ている。ただし複雑なのは試合の合間にもチーム又は個人の練習を目的別に行ったり、チームメイト同士のコミュニケーションを取らせたり「様々な小細工」でチーム力をアップするところだ。
選手を呼び出して「長所を褒める」「短所を指摘する」「遊ばせる」など・・・結果、お互いの連携がよくなる時もあるし裏目に出るときもある。
練習などもチームスタイルによって色々な方法があるが、やる過ぎると披露が蓄積して試合で力を発揮できないし、つまらない練習を繰り返すとやる気を失ってしまう。スタープレイヤーほど「我がまま」で扱いにくいものとなっている。。。

そしてものすごく高度化したとしても土台はカードゲーム・・・ゲーム終了時に出てくるカードの価値がそれこそ大人も大金をはたくほど盛りあがるのだ。何せ11枚カードがないと試合ができない。。。スターターパックを1000円で購入すると10ゲーム分クレジットされるようだ。
カードゲームに使える世界の選手のカードにも当然スター選手、スーパースター、そして伝説の超スーパースターなどが白、黒、キラキラのカードがある。
やはり「最強」と言われるスーパースターの超レアカードがあり、カード販売店で見るとメッシ(アルゼンチン)、ロナウジーニョ(ブラジル)、ジダン(フランス)が約1万円、イニエスタ(スペイン)、本田圭佑(日本)が1780円。。。

試合に勝利すると監督としての自分の価値と報酬がアップする。チーム力も「勝ち」を重ねることによって、少しずつアップし、チームボーナス等を重ねて超一流クラブチームにのし上がって行くのである。
甘辛も夢中になっているが当然、少しでも能力・実績の高いスーパースターを揃え「ドリームチーム」を作ろうとする。大人は色々と邪な手を使って普通ではまずもって手に入らないカードを駆使し、トーナメント戦などを総なめにしていく。息子達レベルではそういう邪道なパイプを持たないので、正直にゲーム機から出てくるカードだけを使ってゲームに挑むがコンピューターではなく店内外のベテランと対戦するとまず勝てない・・・
それでも回数を重ね(いくらつぎ込んでるんだよ)結構レアカードをGETし、友達と交換したりトレーニングしながら彼なりのドリームチームを構成して行こうと熱心だ。
今のスタメンで知っているスーパースターはルーニー(イングランド)、イニエスタ(スペイン)、トッティ(イタリア)、カカ(ブラジル)、クリスチアーノ・ロナウド(ポルトガル)などなど・・・かなり手広く選手を集めているようだ。。。

「ドリーム・チーム」というのはオリンピックで米国バスケットボール代表が呼ばれてからその名を覚えた。「無敵」に近い夢のメンバーを揃えたチームで、やる前から金メダルは決まっており、「どのように見事なプレーで勝ち進むか」だけに世界が興味を持っていたものだ。
ゲームの世界になると、過去の名選手もメンバーにすることができる。ルールの変化や道具の進歩もあり一概に比較は難しいがそれこそ「夢のある」チームだろう。
残念ながらサッカーはそれが難しい。WCCFでもポイントになっているが、サッカーでは選手そのものの超人的な能力よりもチームの連携、コミュニケーション能力等が大きく結果を左右するからである。
一昔「社会人で成功したければサッカー選手たれ」という風潮があった。ゲームの流れがコンティニュアスで瞬間瞬間自分で考えて全体を見てプレーをする姿が「監督の言うとおりにプレーする」野球と比較されたのだ。(そうではないけどねー)

しかし私は一理はあると思う。歴代のスーパースターを集めてもサッカーで「ドリームチーム」を作るのは難しい。メンバーを揃えても強いとは思えない。サッカーは「つなげる」ことを重ねるスポーツだからである。(何となく皆さんお分かりだと思うが)
やはりドリームチームと言うなら「野球」である。最近プロ野球を見る機会が減ってしまったので、球界のスターがあまり分からなくなってしまったのだが・・・
我々の世代中心で巨人軍の歴代麩ドリームチームを作るとすれば・・・(途中から金銭トレードで来た名選手は除く。これ微妙?!)
1番:セカンド篠塚
2番:レフト高田
3番:サード長嶋
4番:ファースト王
5番:ライト松井
6番:センタークロマティ
7番:キャッチャー阿部
8番:ショート広岡
9番:ピッチャー沢村栄治

別にどこの熱狂的ファンじゃないですよ。でも「伝統の一戦」と言われた相方のタイガースだったら・・・
1番:センター新庄
2番:レフト亀山
3番:ファーストバース
4番:サード藤村
5番:キャッチャー田淵
6番:セカンド岡田
7番:ライトラインバック
8番:ショート藤田平
9番:ピッチャー村山実

あんまり適当なこと言うと怒られそうだな―。世代による印象に違いもあるしねー。ここから先は専門家にお任せするとしようか。ねえ小夏師匠・・・
ドラゴンズだとキャッチャーは中尾、ファーストは矢沢、ピッチャーは・・・星野仙一?小松辰雄?ってところですかね。。。個人的には山本昌投手なんだけど。。。
ピッチャーシリーズだとヤクルト(金田)、広島(外木場・・・あっ北別府かな)、大洋(平松)って、とこかなー。


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4 コメント

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Unknown (小夏)
2011-10-25 01:05:35
磯辺さん、こんばんは!
あれぇ~、光栄にも私の名前~きゃっふぉ~

でもねー、師匠、態度が大きいのか今年はインタビューされたりしたのが全国放送に流れたりしたのですけど私のファン歴ってものすごぉ~く短いのですよ。立浪さんの活躍とかも知らないのですもの。
長嶋さんも松井選手を入れてとかWBCでのドリームチームをお考えだったそうですね~。
北別府さんの解説、抜群だと思います(マニア発言? 笑)

いろいろ進化しているようですが、子供のゲーム好きって今もそうなのですね~。
磯辺さんのクレーン、すごいですねー
飾ってあるのって、あんなにたくさん、、思わず「ウソー!!」って叫んじゃいました!!
甘辛君の太鼓、是非とも見てみたいものです!!

最近磯辺さん少し元気ないみたいと思っていましたけども、奥様が大変だったのですねー。
痛いのでしょうねぇ、、おかわいそうに。。
よくなれ・よくなれ
もしかして、ルンバ買うチャンスかも?(大きなお世話か、、汗)

今日アレを見てきましたよ、ふっふっふ、青いアレ(カワセミじゃないよ)
おかげで日に焼け、お顔がヒリヒリしています。昨日今日は暑いですねぇ。

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Unknown (KICKPOP)
2011-10-25 03:06:31
磯辺さん、プチお久しぶりです☆
なんと!ブブがまさに今、野球のシミュレーションゲームに凝っております(DSゲームです。名前は何度聞いても覚えられません・笑)。小夏さんに相談させていただき(?)、ブブのドリームチームに吉見選手を加えさせていただいたばかりです(小夏さん、その節はどうもありがとうございました・ペコリ)。
巨人軍歴代選手のラインアップ、いいですね~♪クロマティ、懐かしいです(クロマティってアメリカ人だったんですかね~)!ショート広岡・・・ああ、しぶくてナイスですね(長嶋さん風に・・・)。

奥様、どうぞお大事にして下さい。
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Unknown (磯辺太郎)
2011-10-25 08:02:16
小夏様

いやいや師匠、それは御謙遜・・・でもご自身のサイトでもそのようなコメントがあったような気がします。でも、大画面スクリーンドアップショットも一度や二度ならず、全国放送のインタビューにもお出ましになるんですもの。「神に選ばれたファン」ではないですか。
立浪さんの頃はね、私の年齢だと丁度夜遊び絶好調期で、プロ野球などあまり見ない空白期間だったと思いますよ。CMで白いごはん頬張るシーンくらいしか印象ありません。。。

私の中ではゲームセンターというのは2種類あって、商業モールの例えばトイザラス横にあるファミリー向けゲーム、これは全然OK。磯辺のクレーン(って最初何のことかわかりませんでした)もここにあります。
もう一つは大人の行くゲームセンターで、今でもここに出入りするのは少し抵抗があります。しかしここのゲームの進化はものすごい!
息子の太達で得意なのは「天体観測」と「夏祭り」ですが、途中からバチが見えません・・・

家内へのお気遣いありがとうございます。少しで歩くのと重たい物を持つのを控えているようですが、だんだんとはよくなっているようです。
なるほど、ルンバ・・・それはいい考えだー!東芝からも出たんですってね。

おーっ、今慌ててお邪魔してきました!青いアレですね。。。「見届けよ!」
奇跡的にも助かりましたからねえ。でも航空ショーでないのに、ご見学に行けるとは羨ましい。
美しい翼でした。。。
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Unknown (磯辺太郎)
2011-10-25 08:05:16
KICKPOP様

この記事のタイトルを書きながら「最近ドリームチームって言葉どこかで見たよなー?」というデ・ジャ・ビュのような現象がありました。
師匠のサイトの最近記事をくまなく読んだのですが出てきませんでした。。。
小夏さんサイトだったんですね!胸のつかえがとれました!そうそう、お嬢様はDSのシミュレーションゲームがお好きなんですね。ちなみに田中マー君記録作ったらしいですよ。

息子はサッカーですがPSPで「ウイニングイレブン」というゲームでよくチームメイトと対戦しています。PSPは私用のはずなんですが、当人曰く「イメージトレーニングに最適!」(ホントかよ・・・)
むろんDSも山ほどゲームをソフトを持っています。
「天気がいいんだから子供は外で遊べ!」というとお友達と外でDSやってます。。。(苦笑)
屋外運動などサッカーで「いや!」と言うほどやってるんだからって・・・時代は少し変わりましたねー。

巨人軍の外人選手って国内トレードを除くと代々「はずれ」が多かったような・・・私は大洋から来た「髭を剃ったシピン」が好きでした。
広岡さんは選手時代よりも監督のイメージが強かったですね。「がんばれタブチくん!」の四角い眼鏡の・・・
家内へのお気遣いコメント、ホントありがとうごさいます。
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